Appleはさらなるカーボンフットプリントの削減を目指し、持続可能なチップ生産プログラムに加入した、と伝えられています。
モバイル端末製造で生じるCO2排出量の半分はICに起因
ベルギーのルーヴェン市に本部を置く国際研究機関Imecは、同機関が提供する「サステイナブルな半導体技術とシステム(SSTS)」プログラムにAppleが加入した、とプレスリリースで発表しました。
モバイル端末のCO2排出量の約75%は機器の製造に起因しており、そのうちの約半分は基盤となる集積回路(IC)の製造に起因しているという調査結果があります。
「多くのシステム会社は現在、企業のフットプリントをカーボンニュートラルにしており、2030年までにカーボンフットプリント全体をネットゼロにするという野心を表明しています」と、リュック・ヴァン・デン・ホーブ氏はコメントしています。
「しかし、その目標を達成するためには、IC部品をエンドツーエンドで読み解くためのデータが不足していることが多いのです。そこで、Imecの出番です。私たちはそのようなデータを保有しており、必要なすべての洞察力、ツール、計測器、数値をもって業界をサポートする準備ができています」
Appleはカーボンオフセットにはなるべく頼らない姿勢
2030年までにサプライチェーンでもカーボンニュートラルの達成を約束しているAppleですが、カーボンオフセットにはなるべく頼らず、本物の再生可能エネルギーを作り出すことに焦点を当てています。
Appleで環境・政策・社会イニシアティブ担当副社長を務めるリサ・ジャクソン氏は、Appleのクリーンエネルギーの約80%は、Appleが投資しなければならなかった新しいクリーンエネルギープロジェクトであることを、最近ポッドキャストで明らかにしたばかりです。
Source:Imec via AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-415816/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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