軽量で肌触りが良く、保温性や速乾性に優れたフリースは、これからの季節には欠かせないアイテムのひとつです。市販されているフリースの多くには、石油由来で人工的に作り出された繊維が広く使用されていますが、こうした人口繊維が環境に与える影響にいち早く着目したのがパタゴニアです。パタゴニアがリサイクル・ポリエステルやリサイクル・ウールといった廃棄物をフリースに変える手法に取り組む初のアウトドア衣類メーカーになったのは、今から約30年前の1993年のことでした。
そんなパタゴニアが2021年に提案するのは、リサイクル素材100%の繊維を使用し、フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用したパイル・フリースです。環境にも身体にやさしい新作コレクションを紹介します。
「メンズ・ロス・ガトス・フーディ」(1万9250円)は、ソフトなリサイクル・ポリエステル100%のハイパイル・フリース素材を使用。普段着としてはもちろん重ね着に最適なフルジッパーのフーディは、あらゆるシーンで幅広く活躍。手放せない快適な温かさです。
「メンズ・スナップ・フロント・レトロX・ジャケット」(2万4750円)、裏地まですべてリサイクル・ポリエステル・フリース100%のプルオーバージャケット。耐久性撥水加工済みなので、風雨にも強い頼れる1枚です。
続いては、リサイクル・ポリエステル・フリース100%素材を使用したクラシカルな3つボタン留めの前立てのプルオーバー。「メンズ・シアーリング・ボタン・プルオーバー」(1万9800円)保温性に優れ、重ね着がしやすい日常使いに適した多用途型のプルオーバーになります。
「メンズ・リバーシブル・シアーリング・クルー」(1万5400円)もリサイクル・ポリエステル・マイクロパイル・フリース100%素材を使用。すっきりとしたスタイリッシュなデザインながら、リバーシブルで着こなせる実用性の高さが魅力の1枚です。
ウィメンズも4アイテム登場。「ウィメンズ・ダスティ・メサ・パーカ」(2万8600円) は、リサイクル素材を100%使用した13ミリ厚パイル・シェルパ・フリース素材が特徴のコート。長めの丈がしっかりと腰回りや下半身を温めてくれ、地面からの冷えにも対応。寒い日も1枚羽織るだけで暖かに。ハンドウォーマーポケット付きです。
「ウィメンズ・ロス・ガトス・フーデッド・プルオーバー」(1万8150円)は、ふんわりとした肌触りの良さがポイント。リサイクル・ポリエステル100%のハイパイル・フリース素材を採用し、ゆったりとした着心地でオン・オフともに活躍してくれそう。脱ぎ着がしやすい長めのフロントジッパーも二重丸。
定番アイテムとしては「ウィメンズ・クラシック・レトロX・ジャケット」(2万9700円)がラインアップ。ポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル85%)素材を使用。フリースの外側とポリエステル・メッシュの裏地の間に防風性バリヤーを挟むことで、冷たい突風の影響を抑えます。
「ウィメンズ・シアーリング・クロップス」(1万5950円)は、膝下が若干細めでシャープに着こなせるクロップ丈パンツ。普段使いはもちろんフライト中のリラックスウェアとしても使える万能選手です。ジャージー素材を裏打ちしたリサイクル・ポリエステル・フリース100%を採用。
完璧なフリースというのは、『このフリースを買わない』ことであり、どうしても買う必要がある場合には、廃棄物から作ったものを選ぶ、という考え方のもと、研究と実験を繰り返して生まれるパタゴニアのフリース。私たちを温かく包み込んでくれる衣類の素材について見直すことは、環境問題を考えるきっかけのひとつになりそうです。
>> パタゴニア
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/410338/
- Source:&GP
- Author:&GP
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