【趣味な男の収納ギア】
バッグには実に多彩な種類があり、特定の用途に特化したものも少なくない。そのひとつがカメラバッグ。精密機器を守り、快適に使うための工夫が盛り込まれたカメラバッグは、撮影の大切なパートナーとなる。多彩なバリエーションの中から、ベストなバッグを見つけ出そう。
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最近はコンパクトなミラーレスが人気なので、手持ちのバッグに入れている人もいるだろう。しかし、精密機器であるカメラを安全に持ち歩くには、緩衝材などが付いた専用バッグを使いたいところ。
また、カメラ用のバッグは、撮影に向いた機能が充実したものが多い。被写体を見つけたら素早く取り出してスムーズに撮影できるなど、快適に使える工夫が随所にあるのだ。では、どんなバッグを選べばいいのか？ まず考えるべきは、所有しているカメラのサイズと実際に使うシチュエーションだ。
写真家の大浦タケシさんは「例えば街歩きなどで使うならショルダータイプが便利」と話す。
「街中や旅行先でサッと撮影するなら、その度にバッグを降ろして開閉するのは面倒。ショルダーバッグなら肩に掛けたままカメラを出し入れできるので、撮影がスムーズです。ミラーレスにレンズ1〜2本程度なら、ショルダーでも十分でしょう」
交換レンズを3〜4本、さらにノートPCも持ち歩くような本格的な撮影には、大型のバッグパックやキャリーケースが便利だ。特にプロカメラマン御用達のバックなら、実用性はお墨付き。一度使ってみれば、多くのプロが愛用する理由がよくわかるだろう。
写真家 大浦タケシさん
カメラ専門誌やWeb媒体等でレビュー記事などを執筆。フィルムカメラからドローンまで、興味の対象は幅広い
Shoulder Bag
ミラーレス1台と交換レンズ2本程度が入るタイプが多い。 機動力に優れていて散策中の撮影などに便利。
1. 効率よく収納できアクセスもスムーズ
エツミ
「f.64 SCMPRO」（2万1230円）
芸術写真家集団の名を冠したロングセラーモデルのリニューアル版。外開き式のメインフラップは担いだまま全開にしても両手が空くので、カメラやレンズを効率よく出し入れできる。
底部には防水性に優れたターポリンを使用。内寸:約W310×H220×D160mm／重量:約1.32kg／材質:リップストップナイロン／外ポケット:3個。
▲背面には別売りの背負いベルト用のリングやループベルトを備え、キャリケースなどに取り付けることもできる
2. シンプルな見た目ながら機能性に優れる
ハクバ
「IND2 P100 カメラショルダーバッグ」（実勢価格:1万9000円前後）
無駄を排したデザインを追求しつつ、標準レンズを装着した一眼レフも入る収納力も確保。生地やハンドル部など随所に耐久性が高い素材を使用する。
フロントポケットは内部が2分割され、メモリーカードなどを機能的に収められる。内寸:約W320×H190×D140mm／重量:約1.25kg／材質:ナイロン、本革／外ポケット:1個。
▲メイン開口部とフロントポケットにはYKK製の止水ジッパーを使い、底部にターポリンを採用して防水性も高めている
3. 軽量で体に馴染む定番モデル
ドンケ
「F-6」（2万7500円）
コットンキャンバス生地で作られた定番バッグで、使い込むうちに味わいが出て体になじむところが特徴。汚れたら気軽に洗えるメリットもある。
フルサイズ一眼レフ1台とレンズ2、3本、アクセサリー類を収納可能だ。内寸:約W300×H210×D140mm／重量:約800g／材質:キャンバス／外ポケット:1個。
Backpack
中型からプロ仕様の大型まで種類が豊富。軽量素材や高性能ハーネスで快適さを追求したものも多い。
4. スマートな外観と機能性を両立
ジッツォ
「トラベラーバッグパック GCB100BP」（4万4000円）
前面などに上質なイタリアンレザーを使 用したスタイリッシュなバッグ。標準ズームレンズを付けた中型一眼レフやミラーレスと、交換レンズ2本が収納可能。
15インチまでのノートPCを収納するスペースも備える。内寸:約W320×H450×D120mm（カメラケース約W320×H210×D100mm）／重量:約1.9kg／材質:ナイロン、本革／外ポケット:3個。
▲フロント部分には三脚を取り付けることも可能。側面からも内部にアクセスでき、バッグを下さずにカメラを出し入れできる
5. アウトドア派必見の高機能バッグ
ロープロ
「ウィスラー BP350AWII バックパック」（4万9500円）
強度のある生地を使い、バッグ全体を頑丈な構造にすることで、アウトドアでの撮影でも活躍。ズームレンズを装着した一眼レフと交換レンズ2、3本、アクセサリー類を余裕を持って収納可能。
レインカバーが付属する。内寸:約W270×H510×D220mm／重量:約2.65kg／材質:リップストップナイロン／外ポケット:2個。
▲強度のあるフックを使うことで、サイドにはスキー板や三脚を、フロントにはスノーボードを取り付けられる
6. 抜群の収納力を誇るプロ御用達モデル
シンクタンク
「エアポートコミューター」（2万9700円）
シンプルな見た目ながら機材を無駄なく収納できることで、プロの愛用者も多いモデル。メインスペースには一眼レフ2台とズームレンズ4〜6本、フロント部に15インチまでのノートPCを収納でき、側面には三脚を取り付けられる。
内寸:約W292×H424×D173mm／重量:約1.9kg（オプション装着時）／材質:ポリカーボネート／外ポケット:1個。
Carry Case
大容量でありながら楽々移動できるところが魅力。バッグパックにもなる2ウェイタイプが便利だ。
7. 旅客機持ち込みOKのサイズで収納力も抜群
マンフロット
「PLローラーバック SWITCH MB PL-RL-H55」（6万348円）
ソフトタイプのローラーバッグにショルダーハーネスがついた2ウェイタイプ。主要なエアラインの機内に持ち込めるサイズで、望遠レンズを装着した一眼レフも入る容量を誇る。
17インチまでのノートPCや三脚も収納可能。TASロックも備える。内寸:約 W320×H470×D180mm／重量:約3.99kg／材質:2重リップストップ／外ポケット:1個。
8. 強度と軽さ、収納力も優れた多機能バッグ
ハクバ
「W-PRO RED フェイスゲートローラー 02カメラバッグ」（6万7100円）
静音性に優れたローラーカートと、本格的なハーネスシステムを備え、2ウェイで使用可能。強度・軽さ・防水性を兼ね備えた高性能素材とコーデュラナイロンの組み合わせで、耐久性も高い。
耐水圧1500mmの高性能レインカバーが付属。内寸:約W320×H460×D140〜170mm／重量:約4.1kg／材質:ナイロン、PVC／外ポケット:3個。
▲日本人の体型にフィットするハーネスと、背面のエアベンチレーションにより、背負った時も快適に移動できる
※2021年10月6日発売「GoodsPress」11月号94-95ページの記事をもとに構成しています
＜取材・文／高橋智＞
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/410992/
- Source:＆GP
- Author:＆GP
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