Appleが現地時間2021年11月11日、米国特許商標庁(USPTO)において、チタニウム合金の陽極酸化皮膜処理に関する特許を取得しました。Appleは2022年に発売するiPhone14 Proシリーズの筐体素材として、同合金を採用すると噂されています。
iPhone14 Proシリーズはチタニウム合金製筐体採用と噂
リーカーのジョン・プロッサー氏は、iPhone14 ProシリーズはiPhone4に似たデザインを採用、チタニウム合金製のフレームをディスプレイと背面ガラスパネルでサンドイッチしたような構造になると予想していました。
Appleが今回取得した特許は、チタニウム合金の表面に陽極酸化皮膜を形成する方法に関するものです。
チタニウム合金の表面や着色層の保護を目的とした加工
特許には、チタニウム合金の表面を最初にテクスチャー処理する方法が記載されています。
チタニウム合金表面をテクスチャー処理した後に、表面に生じた微細な凹部に陽極酸化皮膜処理を行います。
その後、研磨加工などを行い、チタニウム合金の表面の凸部を凹部の陽極酸化皮膜よりわずかに高い程度まで削ることで、デバイスが落下した際に陽極酸化皮膜が傷つく可能性を低く抑えることができるようになると、特許内で説明されています。
下記図表1では、本特許技術を採用する可能性のあるデバイスが例示されています。
図表9は、チタニウム合金(204)にテクスチャー処理を施し、凸部(242)と凹部(224)を設け、凹部には陽極酸化皮膜(214-1および214-3)を形成する様子を図示したものです。
Appleは今回取得した特許以外にも、「チタニウム合金のつや消し加工」「防指紋コーティング」「陽極酸化皮膜を均一の厚さにする方法」など複数の、チタニウム合金加工に関する特許を取得済みです。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-419385/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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