AndroidスマートフォンにはQualcomm製のシステム・オン・チップ(SoC)とMediaTek製のSoCが多く搭載されていますが、Qualcomm製SoCを搭載したスマートフォンのほうがAndroid OSのアップデートが早く配信される傾向にあります。
Xiaomiの幹部がこの理由を明らかにしました。
並行開発するQualcomm、順次開発をおこなうMediaTek
Xiaomiの幹部であるリー・ミン氏によると、Googleは通常、QualcommとMediaTekにAndroid OSのアップデートに対応するために必要なコードをOSの正式リリースより前に渡し、SoCメーカーが新しいバージョンのOSに素早く対応できるようにしています。
このコードの事前リリースを受けて、QualcommやMediaTekは自社のSoCがOSのアップデートに対応するのに必要なパッケージを開発するのですが、そのやり方に違いがあるとのことです。
Qualcommは複数のチームで並行開発しているのに対し、MediaTekは順次開発をおこなっているため、MediaTekのSoCのなかで後回しにされた製品に関してはパッケージの提供が遅くなる傾向にあるといいます。
MediaTekのやり方が必ずしも悪いわけではない
MediaTekのやり方について、それをおこなう主な理由は人手不足であるものの、必ずしも悪いことではないとミン氏は述べています。
パッケージに含まれるコードに何らかの問題が発生したとしても、その内容を次に開発するパッケージのコードにフィードバックすることができ、問題により影響を受けるデバイスの数を抑えることができるという利点があるためとのことです。
Source: Gizmochina
Photo: MediaTek
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-419382/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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