各スマートフォンメーカーは他社との差別化のためにカメラ機能に力を入れており、マクロ、広角、望遠など、さまざまな場面で利用するための複数のカメラを1台のスマートフォンに搭載する傾向にあります。
その結果、1台のスマートフォンに搭載されるカメラのイメージセンサー数の平均は、2021年に初めて4を超えるとの予測が出てきました。
2021年にスマホに搭載されるカメラセンサー数は平均4以上
調査会社のCounterpointによると、2021年に1台のスマートフォンに搭載されるカメラのイメージセンサー数は、平均で4.1となり、初めて4を超えるとのことです。
2017年にはわずか2.2と、ほぼ背面カメラ1台と前面カメラ1台のみの搭載であったのが、わずか4年で倍近くになるという予測です。
すでに2021年上半期の時点で、販売されたスマートフォンの3分の2が3台以上の背面カメラを搭載しており、特にアフリカ、ラテンアメリカ、インドなどの新興市場でカメラセンサー数の増加が著しいといいます。
高解像度化も進む
カメラのイメージセンサー数の増加だけでなく、イメージセンサーの高解像度化についても注目されています。
メインカメラについてはすでに4,800万画素以上が標準となってきており、6,400万画素も主流になりつつあるとのことです。
競争の激しい卸売り価格が100ドル(約11,433円)から399ドル(約45,619円)の機種では、2021年第2四半期(4月~6月)時点でデバイスの3分の2が高解像度カメラを搭載しており、2021年通期ではさらにこの割合が増えることが期待されています。
カメラという分野は科学と同時に芸術の領域
ただ、スマートフォンのカメラ体験の善し悪しについては、イメージセンサーの数や解像度、プロセッサの性能が重要なのではなく、さまざまな要素の組み合わせが重要だとCounterpointは述べています。
スマートフォンのカメラ機能で当たり前のように使われるようになったAIをはじめ、チューニングを含めて、最終的にはあらゆるパーツの総和がカメラ体験の質を決めるとのことです。
カメラという分野は、科学と同時に芸術の領域にも属しているところが難しいとCounterpointは述べています。
Source: Counterpoint
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-420691/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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