AppleがSamsungから引き抜いたバッテリー責任者、VWに引き抜かれる

VW フォルクスワーゲン EV 電気自動車 コンセプト
 
Appleバッテリー開発のグローバル責任者として約3年前にSamsungのグループ企業から引き抜いたソンホ・アーン氏が、電気自動車の開発に注力する独自動車メーカーVolkswagen(VW:フォルクスワーゲン)グループに引き抜かれたと独メディアが報じています。

バッテリー内製化?電気自動車?と憶測呼んだ2018年の引き抜き

Appleは2018年12月に、ディスプレイやバッテリーを製造するSamsungのグループ企業、Samsung SDIで次世代バッテリー開発担当役員だったソンホ・アーン氏を雇い入れました
 
この引き抜きが明るみに出た当時、AppleがiPhoneなどに使用するバッテリーの自社開発に乗り出したのではないか、あるいはAppleが開発中と噂の電気自動車に関係しているのではないか、といった憶測が飛び交いました。

現在はVWでバッテリー担当の最高技術責任者

ドイツメディアTagesschauは、VWグループは、Appleからアーン氏を獲得したことを認めたほか、BMWからも固体電池の専門家を引き抜いた、と報じています。
 
アーン氏のLinkedInプロフィールには、2018年12月から2021年11月までの3年間勤務したAppleを退職し、現在はバッテリー担当最高技術責任者(CTO)としてVWに勤務していると記されています。
 
ソンホ・アーン氏のLinkedInプロフィール
 
VWグループは、2030年までに新車販売の半数を電気自動車にすることを目標としており、グループ全体で2030年までに約70車種の電気自動車と約60車種のプラグインハイブリッド車を投入する戦略を発表しています。
 
 
Source:Tagesschau via 9to5Mac, Response
Photo:Volkswagen, LinkedIn
(hato)


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