スーパーの商品をネットで注文して自宅に即配してもらうサービスはもはや珍しくありませんが、米国カリフォルニアではコンビニエンスストアの商品を無人自動運転車が届けるサービスが始まりました。
アプリで注文したものが、最速30分でドライバーのいない車によって自宅前まで届けられるというものです。
アプリで買い物したものが30分以内に
自動運転開発のNuroと、大手コンビニチェーンのセブン-イレブンが提携し、カリフォルニア州マウンテンビューでサービスを開始すると発表しました。Nuroによると、コンビニ商品の自動運転車での配達は初めてとのことです。
このサービスを利用するには、まずセブン-イレブンの「7NOW」というアプリを立ち上げます。通常のショッピングと同じように欲しい商品を選んで精算し、自動運転車による配達を選ぶだけです。
すると商品が自動運転車に積み込まれ、ドライバーが乗り込むことなくそのまま顧客の元へと運ばれるという仕組みです。注文から配達まで、所要時間はおおよそ30分とのことで、今すぐ欲しいものがあるが家を離れられない、あるいはわざわざ店まで行きたくない、という場合に重宝しそうです。
まずはプリウスで
差し当たって、このサービスではセンサーやカメラ、LiDARを活用したNuroの自動運転技術を搭載したトヨタのハイブリッド車両「プリウス」が使用されますが、ゆくゆくはNuroが開発を手がけたポッド状の車両「R2」を活用する計画です。
R2は運転席すらない配達用の小型自動運転車両で、すでにヒューストンでドミノピザの配達に使用されているという実績があります。
Nuroは今後、自動運転配達サービスの提供エリアを拡大していく方針で、将来的にはコンビニ商品やピザにとどまらず、さまざまな食品や日用品などが無人自動運転車で届けられるようになるのかもしれません。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/167862
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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