パーツの供給不足にあえいでいたAppleですが、iPhone13の需要が減退するという新たな問題に直面している、とBloombergが伝えています。
今年の需要減の穴埋めは来年になってもできない?
部品不足により出荷時期に遅れが生じていたiPhone13シリーズですが、消費者はデバイスを手に入れるのを諦め始めているようです。事情に詳しい人物が、iPhone13の需要が減退している、とBloombergに対して語っています。
AppleはすでにiPhone13シリーズの今年の生産目標を当初の9,000万台から最大で1,000万台カットすると発表していますが、来年パーツの供給状況が改善され次第、穴埋めを試みるとみられていました。しかしながら、減産されたiPhone13シリーズの発注は今後実現しない見通しが強まった模様です。
アナリストたちは、Appleはそれでも今年のホリデーシーズンに過去最高となる1,179億ドル(約13兆4,589億)を売り上げると見ていますが、当初のウォール街の予想には及ばないとされています。
iPhone13の購入は諦めiPhone14にシフトするユーザーも
iPhone13へとアップグレードするのをスキップして、来年のiPhone14の発売まで待とうというユーザーも出てきている、とBloombergは報じています。2022年のiPhoneは機能面やデザインでより大きなアップグレードが見込まれるのもその傾向に拍車をかけているようです。
AppleサプライヤーもiPhone13の需要減退の影響を受けており、台湾のチップメーカーTSMCの10月の収益は前月から12%減となる1,345台湾ドル(約5,491億円)にとどまりました。
その他にも、iPhoneの組み立て業者Foxconnからも収益減が報告されています。
Source:Bloomberg
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-423818/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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