【男のバッグは機能で選ぶ】
男の持ち物の中でも、“何を使っているか見れば、その人物が分かる”とされるアイテムがいくつか存在する。靴、時計、そしてバッグもそのひとつ。これまではネームバリューやルックスで選ぶことも多かっただろうが、コロナ禍におけるライフスタイルの変化も影響し、今までとは違う観点からバッグ選びをする人も増えたに違いない。そこで、いま選ぶべき“男のバッグ”の最適解を導き出す一助として、見た目だけでなく機能にも注目しつつ、人気セレクトショップの今季の推しバッグを見ていこう。
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■BEAMS
1976年に創業。トレンドを的確に読み取った巧みなバイイングによるセレクトに加え、多様なターゲット層に合わせつつ時流を反映させたアイテムを発信するオリジナルレーベルを展開。日本を代表するセレクトショップのひとつとして、国内外から常に注目されている。
▼プレスに聞く2021秋冬のバッグトレンド
ビームス プレス 百々南さん
型としてはバックパックやトートバッグの需要が高く、また別注アイテムにも注目。ウチでも機能性は当然ながら、コーディネートの挿し色になって“ファッションとして持てる”アイテムが、今季も数多く揃います。
1. スポーティー&ミニマル 街使いにピッタリってやつです
アウトドアプロダクツ×ビームス
「Boston Bag」(1万450円)
ジムバッグと呼ばれるダッフルバッグはアウトドアブランドではお馴染みだが、今回はハイブランドでも注目されているボストンタイプを型から製作。非常にシンプルな意匠でありながら、素材がコーデュラナイロンという意外性がポイント。W44×H27×D19.5cm
2. 中身を取り出すのも実にイージー!コードを引くだけワンアクション
アークテリクス
「Arro 20 Bucket Bag」(1万3200円)
定番「アロー」シリーズの新作バックパックは、アウトドア基準の耐久性と機能性に、現代的なスタイルを兼備。引っ張るだけで素早く開閉できるドローコードで内部コンパートメントにも簡単にアクセ スできるため、手間なく扱いやすい。W28×H42.8×D13.1cm
■JOURNAL STANDARD
国内外から集められたベーシックでスタンダードなアイテムとオリジナルライン、そして旬のブランドをミックスした独自のセレクトで人気を博す。原宿キャットストリートにあるジャーナル スタンダード 表参道は、メンズラインを専門的に扱う旗艦店なので要チェック。
▼プレスに聞く2021秋冬のバッグトレンド
ジャーナル スタンダード プレス 玉木悠斗さん
仕事帰りにジムでワークアウトに励むという方や、休日にアウトドアを楽しむという方が増えたためか、大容量バッグのニーズは確実に高まっています。中でもバックパックやメッセンジャーバッグにこの秋冬は注目ですね。
3.鮮やかな配色と大容量ボックス型に街ゆく人々の視線も集中
「パッキング BACK PACK」(8580円)
イギリスの郵便局員が使う配達用バッグのデザインをサンプリングした、ジャーナル スタンダード別注モデル。ファッション性の高い配色と優れた視認性が特徴となっており、様々な用途で活躍する。H40×W37×D25cm
4. シックなブラウンは汎用性も秀逸 ココんちだけの別注カラー
バッグジャック
「MESSENGER BAG」(5万3460円)
メッセンジャーに支持されるドイツ生まれのブランドにカラー別注。フラップを開けると現れるジップポケットは、ちょっとした小物の収納にも最適。内蔵されている脱着式のポーチも使い勝手よし。W70×H53×D20cm
5. 色の組合せは驚きの70パターン!
ザブ×ヴァルチャー ジャーナル スタンダード
「WATER PROOF TOTE BAG」(2530円 ※持ち手は別売り440円)
汚れてもザブザブ洗える防水素材のトートバッグ「ザブ」を、本体と持ち手に分割。本体10色×持ち手7色の計70パターンから自分で選べる特別仕様にアップデート。自分だけの配色で気分も上がる。W49×H33.5×D22cm
■ÉDIFICE
ファッションのみならず、ライフスタイル全般に興味を持つ高感度な“大人の男”のために、時流をとらえたデイリーカジュアル~ドレスウエアを提案する。それをひと言で表すならば“フレンチトラッド”。シンプルで洗練された大人の装いを手に入れたければぜひ。
▼プレスに聞く2021秋冬のバッグトレンド
エディフィス プレス 高津戸真吾さん
コロナ禍で自転車通勤が増えたこともあって、ナイロン素材のバッグが好調。仕事とプライベートで使い分けないという方も多くなっており、最近ではカジュアルなバッグをオン・オフ兼用で使いたいという声が増えました。
6. 英国&日本の老舗によるコラボバックパック
マッキントッシュ×ポーター
「SLIM BACKPACK」(4万2900円)
“マッキントッシュ・クロス”でも知られるマッキントッシュとポーターによる共作。耐久性に優れたナイロン素材による機能性と、シンプルで現代的なデザインが絶妙に融合したバックパックだ。W27×H40 ×D13cm
7. 軽くてソフトで収納力も十分!旅に持っていきたくなるトート
ノマディス
「Arles XL NYLON」(2万900円)
トートシリーズ“アルル”の新作はソリッドカラーが普段使いに最適。軽快で持ちやすくソフトな肌触りが魅力のナイロン素材を使用し、利便性のある内ポケットで実用性も兼ね備え、収納力も十分。W58×H43×D18cm
8. 持ち方もアレンジ自在のレザーショルダー
ノマディス
「MERRY レザーショルダー」(1万6830円)
その名が示すようにクルクルと廻るディテールでメリーゴーランドをイメージした、レザー素材のショルダーバッグ。ショルダー部分は内側で紐を結ぶ仕様となっているので、好みの長さに調節が可能だ。W21×H22cm
■OSHMAN’S
1985年より“アメリカ生まれの総合スポーツショップ”として、スポーツウエアからアウトドアグッズ、シューズまでを多数ラインナップ。なかでも新宿店は、ウエアとギアにコダワリを持つ都市生活者に向けたメンズスペシャリティストアとして、注目を集めている
▼プレスに聞く2021秋冬のバッグトレンド
オッシュマンズ 営業企画部 販売促進担当 角田浩紀さん
色はブラックに人気集中。コロナ禍でリモートワークが中心となり、PCを持ち歩く生活が増えたことでPCスリーブ搭載型のバックパックのニーズが高まっています。また小型のポーチもブランドを問わず堅調に売れています。
9. 人間工学に基づいたデザインと色、優れた防水性が特長
パタゴニア
「STEALTH PACK」(2万4200円)
身体にフィットし、衣擦れの音を抑える軽量素材をボディに使用。13インチまでのノートPCを収納できるパッド入りスリーブ、スマホや鍵の収納に便利持な取り外し可能な防水性ポケットも付属する。W32×H51×D20cm
10. 背負った状態でも荷物の出し入れはイージー
ブリーフィング
「CMT BACKPACK」(3万9600円)
タフでありながら上品な雰囲気のある330デニールのコーデュラオックス生地を使用。背負ったままでも荷物が出し入れ可能なL字型ジップを採用したフロントデザインも、都会的な雰囲気を演出する。W30×h44×D11.5cm
11. 格子状デザインとカラバリが90年代ムード
マナスタッシュ オッシュマンズ別注
「MINI RIP POUCH」(4950円)
格子状にナイロン繊維を縫い込むことで耐久性を向上させたリップストップナイロン生地を採用。必要最低限のアイテムがしっかりと収まるサイズ感で、ポーチとショルダーバッグのどちらでも使える。W25×H13×D7cm
※2021年11月6日発売「GoodsPress」12月号108-109ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/TOMMY 写真/河野優太>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/418272/
- Source:&GP
- Author:&GP
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