5段変速のミニベロで街乗りをオシャレに快適に!

密を避けながら移動できるパーソナルなツールとして改めて注目されている自転車。とりわけ漕ぎ出しが軽く小回りのきくミニベロは、都市で暮らす人にとってはぴったりの選択肢。

特に折りたたみできるタイプは保管場所にも悩まなくてすむし、防犯上も安心ですよね。ただ正直なところ、折りたたんだ状態がちょっとカッコ悪かったり、折りたたんだ状態での移動が思いのほか大変だったりと、気になる不満も少なくなかったりします。

その問題、まとめて解決しちゃいましょ!ということで彗星のように現れたのが、東京発のマイクロブランド・irukaの新製品「iruka C」(17万9800円)。5段変速付きで街乗りもロングライドもスイスイ走れる18インチの小径車、なによりもこのたたずまいの美しさに注目です。

▲ブルー

この12月より発売の「iruka C」は、irukaブランドの下で2019年に発売された「iruka」をベースに街乗りサイクルとしての快適性を目指して改良、かつスペックを抑えることで低価格化を実現したバリューモデル。

折りたたみ自転車を選ぶとき、おそらく多くの人が真っ先に気にするのが折りたたみのギミック。街でよく見かける折りたたみ自転車の多くはメインフレーム中央にヒンジをつけて二つ折りにする方法を取っていますが、自転車の背骨に相当するトップチューブが真っ二つになっているというのはなんとなく強度に不安がありますよね。

そこでこの「iruka C」では、折りたたみ用ヒンジはシートポストのさらに後方に設置。トップチューブ内側にはスリットを設け、そのスリットに後輪を滑り込ませるようにして折りたたむという独自の機構を採用。高い剛性による安定感と携帯性のよさを両立させています。

また前輪には独自開発のテレスコピック式折りたたみ機構を内蔵した片持ちフロントフォークを採用、これにより前輪と後輪を平行かつ同軸上に、美しく重ねられるようになっています。

さらにこのユニークなギミックは、機動性の向上にも寄与。後輪を内側に折りたたむとリアフォークの前端がスタンドになって自立させることもできるし、前後輪を平行に折りたためばシートポストを持って転がしながら移動することも可能。「折りたたんだはいいけれど、自立しなくて不便」「持ち上げるにはやっぱり重くて運べない」なんてこともありません。

一方、従来モデルで8段変速だったギアは5段変速に変更。またフラットバーだったハンドルはライザーバーに、サドルも薄型タイプから肉厚なクッションサドルに、タイヤ幅も1.25幅から緩衝性に優れた1.50幅とすることで、安定感のある快適な走りを楽しめるようになっています。

▲ストームグレー

カラーはベーシックなシルバー、ブラック、ストームグレーのほかに、ヴィヴィッドなブルーとレッドの2色を加えた5色をラインナップ。フレームの塗装にはサビや退色に強い酸化皮膜処理を採用、鮮やかな色を長く楽しめます。

なお2019年より発売されていた「iruka」こと従来モデルは「iruka S」と名前を変えて生産を継続(21万2800円)、よりスポーティな走りを楽しみたい人はこちらをどうぞ。

>> iruka「iruka C」

<文/&GP>

 

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