2000年12月11日にリリースされたWebブラウザ拡張ツール「Googleツールバー」が、密かに姿を消していたことがわかりました。
IEの牙城を崩すのが狙いだったGoogleツールバー
Googleツールバーは2000年12月当時、Webブラウザ市場で圧倒的シェアを占めていたInternet Explorer(IE)の牙城を崩すために、Googleが開発したWebブラウザ拡張ツールです。
インストールすると、IEのアドレスバーの下に、Google検索用の窓や各種ツールにアクセスするボタンを含む「ツールバー」が表示される仕組みになっていました。
当時のWebブラウザのアドレスバーはWebサイトのアドレスを入力、表示するためのもので、現在のWebブラウザのような検索機能は備えていなかったため、Googleツールバーは便利な存在でした。
ブラウザ市場でGoogle Chromeが首位に
しかし検索機能を含む様々な機能を統合したChromeブラウザの登場により、ブラウザ市場における首位はGoogle Chromeが握ることとなります。
現在、Googleツールバーのインストールページにアクセスすると「Google ツールバーはインストールできなくなりました。代わりに Google Chrome をダウンロードしてインストールしてください」というメッセージと、ツールバーのアンインストール方法が表示されます。
Microsoftは来年6月でIEのサポートを終了
米メディアArsTechnicaによれば、12月第1週の時点では、Windows 10搭載のIE 11上でまだGoogleツールバーをインストールすることができたそうです(下の画像)。しかしGoogleのロゴが更新されていないのに加え、あちこちでリンク切れが起きているなど、ほとんどメンテナンスは行われていなかったようだ、と同メディアは指摘しています。
なおMicrosoftは、2022年6月15日付けでIEのサポートを終了することを発表しています。
Source:ArsTechnica via 9to5Google, Google
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-426501/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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