Pinterest(ピンタレスト)は、ユーザーが動画でコメントに返信することを可能にするオプションを展開する最新のソーシャルメディアプラットフォームだ。ユーザーは、同社のアイデアピン機能を通じて、この機能を利用できる。Pinterest は2021年初め、クリエイターがボイスオーバー録音、BGM、トランジション、その他のインタラクティブな要素などのツールを使って、最大20ページのコンテンツを持つビデオを録画・編集できるようにするため、アイデアピンを立ち上げた。現在、ユーザーは返信したいコメントを見つけたとき、3つのドットのメニューを選択し「reply with an Idea Pin(アイデアピンで返信)」をクリックすることができる。そこから、新しいビデオを撮影するか、既存のビデオをアップロードするかを選択することができる。
「Pinterestでコミュニティと関わる方法は、これまで以上に増えています。コメント、質問、リクエストのすべてに、カスタマイズされたアイデアピンで返信できるようになりました」。同社は、この新機能についての発表で語った。「私たちは、あなたやあなたの親指を、長くて小説のようなテキストの返信から解放したかったのです。なぜなら、単に見せられたほうが良いものもあるからです」。
Pinterestの新機能の立ち上げは、Instagramが同様のものを展開した数日後に起こった。先週末、Instagramは、ユーザーが投稿のコメントにリールで返信することができる「Reels Visual Replies(リール・ヴィジュアル・リプライ)」機能を導入した。現在、ユーザーがコメントへの返信を選択すると、動画の返信を作成するためのリールボタンを選択できる。
動画返信のアイデアは、TikTok(ティックトック)が最初に普及させたものであることは注目に値する。この短編動画プラットフォームは、2020年、ユーザーに動画についてより多くの文脈を提供したり、質問に答えたりする方法を提供するために、動画返信を開始した。この機能の人気を考えると、InstagramとPinterestがそれぞれのプラットフォームで同様の機能を開始したことは驚くことではない。
Pinterestは、過去数カ月の間にクリエイターを対象としたいくつかの新機能を発表している。同社はさらに、動画作成・編集アプリのVochi(ヴォチ)を非公開の金額で買収し、クリエイターツールと動画に投資した。Pinterest はまた、TikTok のような「Watch」タブでアイデアピン動画を閲覧する新しい方法を展開し、2000万ドル(約22億7200万円)のクリエイターアワードで参加を促した。
これらの機能の立ち上げは、Pinterest が、主にTikTokの機能をコピーし、独自の工夫を加えることで、TikTok時代の自己改革を試みていることを示している。TikTokは、Instagram、YouTube(ユーチューブ)、Snap(スナップ)、Reddit(レディット)などのトップソーシャルメディアプラットフォームでクローンを生み出しており、Pinterestだけがそうしているわけではない。
画像クレジット:Pinterest / TechCrunch
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(文:Aisha Malik、翻訳:Yuta Kaminishi)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/12/15/2021-12-14-pinterest-rolls-out-the-option-to-reply-to-comments-with-videos/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Aisha Malik,Yuta Kaminishi
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