高機能モデルが続々登場!デジカメ&ムービーカメラ6選【GoodsPress Award 2021】

【GoodsPress Award 2021】

今やハイエンドデジタルカメラもミラーレスに主流が移りつつある。もちろんそんなカメラでも動画は撮影できる。しかし、もっと気軽に簡単に、きれいな動画が撮影できる高性能を極めたムービーカメラも登場してきている。

*  *  *

■静止画メイン?それとも動画?両者の高機能モデルが続々登場!

「2021年はキヤノンにソニー、そしてニコンの”ビッグ3”が、本腰をあげてミラーレスのフラッグシップモデルを投入してきました」と写真家の大浦タケシさん。

スマホのカメラ機能のアップやコロナ禍などで低迷を仰いだカメラ業界だが、ミラーレスで活況を取り戻し始めている。また、「これほど各社が揃ってフラッグシップを投入してきた年は、ありませんでした」と続ける。

「キヤノンEOS R3にソニーα、そしてニコンZ9…、どれも各メーカーの本気度を感じさせるモデルで、実は甲乙を付けるのが難しい。しかし、あえて最優秀賞に選んだのは、これまでよりさらに進化したAFに高速連続撮影、操作性を見越したボディサイズにボタン類の配置と視線入力など、全てにおいてバランスが取れているからです」

動画カメラ分野の動向はどうなのだろうか。

「GoProの出現から、自分のアクティビティをネットにアップする人が増えました。各社もその層を狙って、さらに小型で高精細な動画撮影がきるモデルを投入しています」

静止画像か動画メインにVlogのように撮影するか。目的によって選択肢は変わるだろう。

写真家 大浦タケシさん
仕事として撮影をするほかに、カメラ専門誌や同様のWeb媒体、モノ雑誌でレビュー記事などを執筆。デジタルはもちろん、往年のフィルムカメラやドローン撮影まで幅広い知識を持つ

 

 

【スチール部門】

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
デジカメ&ムービー部門

★最優秀賞★

■キヤノン製フルサイズミラーレスの最新モデル

キヤノン、ニコン、ソニーがミラーレスのフラッグシップモデル投入。どれも個性的で甲乙付け難いですが、バランスが取れた高性能ということでR3にしました(大浦さん)

キヤノン
「EOS R3」(76万円前後 ※ボディ単体)

人物はもちろん、動物や乗り物、被写体に合わせて8種類のエリアを選んで追従してAFしてくれる。また、電子シャッター時は、最高で約30コマ/秒の高速連続撮影を実現。動きの速い被写体でも決定的な瞬間を逃すことなく捉えることが可能だ。限りなく高いポテンシャルを秘めたモデルだ。

▲電子ビューファインダーに加えて、バリアングル機構の液晶モニターも備えている

▲縦位置撮影時に指のアクセス向上を目指した新設計のグリップで、持ちやすく操作しやすい

 

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
デジカメ&ムービー部門

★圧倒的な解像力で賞★

■プロも大満足。5000万画素を誇る中判デジタルカメラ

44×33mmのイメージセンサーは圧倒的な解像力に加えて、階調豊かで立体感のある写りが得られます。今後の中判デジタルを占うモデルとしても注目しておきたい1台です(大浦さん)

富士フイルム
「GFX50S II GF35-70mm F4.5-5.6 WRレンズキット」(54万8900円 ※フジフイルムモール価格)

43.8×32.9mm、対角55mmの5140万画素のラージサイズイメージセンサーを搭載。またマイクロレンズ形状に工夫を加えることで光の解析能力を改善し、シャープで超高解像度の描写を実現。富士フイルムが培ってきたフィルムシミュレーションで、豊かな表現ができる。

▲自在に動くバリアングル機構の液晶モニターで様々なアングルの撮影に対応できる

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
デジカメ&ムービー部門

★趣味道具として最高で賞★

■往年のフィルムカメラの名機FM2のオマージュデザイン

趣味の道具としてのカメラの在り方の一つを示すモデルです。フィルムカメラの名機、FM2をオマージュしたデザインと、直感的に操作できるアナログ感のあるダイヤル類が素敵です(大浦さん)

ニコン
「Z fc 16-50 VR SLレンズキット」(14万9600円 ※ニコンダイレクト価格)

ボディサイズにペンタプリズム部、そしてアナログ感のある操作ダイヤル。ニコンFM2にインスパイアされたデザインが、“撮る楽しみ”を高めてくれる。有効画素数2088万画素の23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー搭載。高感度高画質ISO100-51200でスマホでは撮れない高画質が得られる。

▲ニコンFM2のエッセンスをデジタルに融合。直感的に操作できるダイヤルは感触も良く、洗練された操作性

 

【動画部門】

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
デジカメ&ムービー部門

★最高のアクションカメラで賞★

■老舗GoProの最進化形が満を持して登場

5.3K60P、4K120Pの動画撮影を可能とし、より高画質な動画記録ができます。先代モデルでも定評のあったブレ補正機能HyperSmoothがより進化したことにも注目してください(大浦さん)

GoPro
「HERO10 Black」(5万4000円 ※公式サイト本体価格、サブスク加入の場合)

新型GP2プロセッサー搭載によって、従来の2倍のフレームレートで5.3Kビデオの撮影、23MPの写真撮影が可能になっている。HyperSmoothが4.0となり、スタビライゼーション+水平維持のチルトリミットが27度から45度になり、動きが多くても滑らかで水平を保った動画が撮れる。

▲様々な種類のアタッチメントでいろいろなところに取り付けられる

▲工夫次第で多彩な迫力がある動画撮影ができるのがGoProの強み。耐久性も抜群だ

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
デジカメ&ムービー部門

★ウエアラブルで良いで賞★

■マグネット着脱で自由度の高い撮影が可能

4K60Pの通常撮影を可能とするほか、ブレ補正には従来からのRocksteadyに加え、水平を保つHorizon Steadyを新たに搭載。DJIが提案する新たなアクションカメラの在り方です(大浦さん)

DJI Action 2
「Powerコンボ」(4万9500円 ※DJIストア価格)

39×39×22.3mm、重量56gの小さなサイズながら、最大120fpsのハイフレーム4K動画の撮影が可能。また、155度の超広角FOVなので、視覚範囲が広がって被写界深度が拡大。豊富なマウントやアタッチメントを使うと、様々な視点の迫力のある映像を創り出せる。

▲磁気ストラップやヘッドバンドに取り付けると、目の前の一瞬の出来事を確実に記録できる

▲セルフィーと周りが同時に撮影できるのもDJI Action 2の大きな特徴だ

▲コンボには、カメラユニットに電源モジュール、磁気ストラップ、磁気アダプターマウントなどが同梱

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
デジカメ&ムービー部門

★Vlog撮るのに良いで賞★

■ブログに特化し、静止画も撮れる優れモノ

レンズ交換も楽しめて、クリアな音声記録が可能です。もちろん4K撮影に対応しています。ミラーレスを買っても動画がメインと考えるユーザーに最適な一台です(大浦さん)

ソニー
「VLOGCAM ZV-E10」(7万8100円 ※ソニーストア価格)

APS-Cサイズの約2420万画素CMOSセンサーを搭載。これは一般的なスマホ用センサーの約10倍の大きさで、解像感や質感描写、ボケ表現に優れているので動画と写真の両方で高い没入感を実現。リアルタイム瞳AFとリアルタイムトラッキングで精度の高いAFで撮影可能だ。

▲スマートフォンやPCに接続してWebカメラとして使い、ライブ配信も可能だ

▲別売のシューティンググリップを使うことで、このような撮影が可能になる

 

>> 【特集】GoodsPress Award 2021

※2021年12月6日発売「GoodsPress」1-2月合併号78-79ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/GoodsPress>

 

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