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iOS15.2へのアップデートでiPhoneのバッテリー持ちが悪くなる?

iOS15.2 バッテリーテスト iAppleBytes
 
iOS15.2をインストールしたiPhoneのバッテリー持ちをテストした結果、iOS15.2は過去のバージョンと比べ、iPhoneのバッテリー持ちが悪くなる傾向が見られる、とのテスト結果が公開されました。

iPhone13を含む9モデルでテスト

日本時間12月14日に公開されたiOS15.2をインストールしたiPhoneの動作速度検証に続いて、バッテリーの持ちを検証した動画を、YouTubeチャンネルiAppleBytesが公開しました。
 
テストに使われたiPhoneと、新品時と比較したバッテリー容量は以下のとおりです。
 

 

 
テストに用いたiPhoneは、画面の明るさの自動調節をオフ、画面の明るさを25%に統一した状態で、ベンチマークテストアプリ「Geekbench 4」で負荷のかかる動作をさせ、バッテリー残量がゼロになるまでの時間とバッテリースコアを比較しています。
 

 
なお、iOSのアップデートした後は数日間、内部のデータ最適化のためバッテリー消費が増えます。一般的にはバッテリー消費が落ち着くまでの期間は1週間程度と言われますが、iAppleBytesはアップデートから3日後にはバッテリー消費は落ち着く、として1週間を待たずにテストを実施しています。

iPhone各モデルでバッテリースコアが低下

バッテリーテストの結果は、以下のとおりです。
 

 

モデル 持続時間 スコア
iPhone SE(第1世代) 2時間 49分 1,690
iPhone6s 2時間 36分 1,560
iPhone7 3時間 44分 2,231
iPhone8 3時間 34分 2,123
iPhone XR 5時間 6分 3,043
iPhone11 5時間 9分 3,081
iPhone12 6時間 33分 3,927
iPhone13 6時間 29分 5,090
iPhone SE(第2世代) 3時間 16分 1,960

 
テストを実施した各モデルのバッテリースコアを、iOSバージョン別にまとめたグラフがこちらです。
 

 
iPhone SE(第1世代)(左)とiPhone6sは、どちらもiOS15.1と比べてiOS15.2でスコアが下がっており、特にiPhone SE(第1世代)でスコア低下が目立ちます。
 

 
iPhone7(左)とiPhone8も、iOS15.1と比べてiOS15.2のスコアが小幅ながら下がっています。
 

 
iPhone XR(左)は、今回テストしたモデルでは唯一、iOS15.1からiOS15.2でバッテリースコアが2,994→3,043と改善しました。
 

 
iPhone SE(第2世代)は、iOS15.1のテストが途中で終了してしまっているので、参考値としてご覧ください。
 

 
iPhone12は今回が初めてのバッテリーテスト、iPhone13はiOS15.1ではテストを実施していませんが、前回テストしたiOS15.0.2の5,870からiOS15.2の5,090とスコアの低下が目立ちます。
 

 

iOS15.2はバッテリーの持ちの面では不利?

バッテリーテスト動画を公開したiAppleBytesは、iOS15.2はあまりバッテリー持ちの良いバージョンではないようだ、とコメントしています。
 
特にiPhone13では、iOS15.0.2と比較してGeekBench 4のバッテリースコアが780も下がったのには驚いた、と述べています。とはいえ、iPhone13のバッテリースコアは5,090と、他のモデルを大きく上回っています。
 
同チャンネルは、バッテリーの持ちを重視するならiOS15.2へのアップデートは見送っても良いかもしれない、と締めくくっています。
 
iAppleBytesによるバッテリーテストの動画はこちらでご覧ください。
 

 
 
Source:iAppleBytes/YouTube
(hato)

 
 

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