MediaTek、Dimensity 9000の各種ベンチマークスコアを公開

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MediaTekが先日発表したフラッグシップ システム・オン・チップ(SoC)である、Dimensity 9000各種ベンチマークスコアを公開しました。
 
QualcommのSnapdragon 8 Gen 1に対してCPU性能では勝るものの、GPU性能では劣るようです。また、AppleのA15 Bionicとも張り合える性能であることがわかりました。

MediaTekがDimensity 9000の公式スコアを公開

公式ベンチマークスコアはMediaTekの公式Weiboアカウントから動画として公開され、現在ではYouTube上でも見ることができます。
 

 
それによると、Dimensity 9000のベンチマークスコアは以下のようになっています。
 

  • AnTuTu: 1,017,488(CPU: 256,987, GPU: 393810, MEM: 186,890, UX: 179,801)
  • GeekBench: 1,273(シングルコア), 4,324(マルチコア)
  • GFXBench: 238fps(Manhattan 3.0), 162fps(Manhattan 3.1), 43fps(Aztec 1440P Vulkan), 42fps(Aztec 1440P OpenGL)

 
AppleのA15 BionicのスコアはGeekBenchで1,729/4,582であり、Dimensity 9000はシングルコアでは劣るものの、マルチコアではA15 Bionicに近い性能を達成しています。
 
また、A15 BionicのGFXBenchのフレームレートはManhattan 3.0で229fpsであり、Dimensity 9000はA15 Bionicを上回る性能でした。

CPUで勝るDimensity 9000、GPUで勝るSnapdragon 8 Gen 1

Dimensity 9000のスコアをライバルであるSnapdragon 8 Gen 1のものと比較すると、CPU性能ではDimensity 9000が勝っています
 
GeekBenchのシングルコアのスコアは同等ですが、マルチコアではDimensity 9000が約12%上回りました。
 
一方、GFXBenchの結果は全体的にSnapdragon 8 Gen 1の方が有利で、Dimensity 9000を約2%から約14%上回るフレームレートで動作しています。
 
このベンチマークスコアが取得された環境は不明であり、実際のスマートフォンでは発熱などの影響でDimensityもSnapdragonもスコアが変動するでしょう。
 
現時点ではどちらの方が上とは判定しがたく、勝負は搭載端末が出そろってからになりそうです。

 
 
Source: MediaTek/Weibo via Sparrows News
(ハウザー)


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