フレッシュで安全な野菜をいつでも食べたい。そんな需要に応えるスマートガーデニングシステムが韓国の家電メーカーLGから発表されました。
冷蔵庫のような外観のボックスタイプのマシーン「tiiun」です。最適な温度や明るさになるよう自動で調整する機能を備え、一年を通して手軽に葉野菜やハーブを育てることが可能です。
マンションでも栽培できる
ガーデニングには興味があっても、実際にするとなると野菜を育てる土地やプランターなどの確保が必要です。また、植えた後も水やりなどの手間があります。
しかし、tiiunは室内設置タイプ。大きさは一般的な冷蔵庫の半分にも満たず、かなりコンパクト。アパートやマンションなどでも部屋の片隅に置くことができそうです。
庫内には棚が2段あり、そこに種を含むパッケージをセットするようになっています。各棚は最大6つの種パッケージを設置でき、パッケージに種子が発芽するための10個の穴があります
照明や水やりを自動調整
tiiunのポイントは、栽培工程がオートメーション化されていて、パッケージ設置後のプロセスを機械に任せられること。庫内の温度はもちろん、ライトも自然なサイクルを模して調整され、水やりも自動です。タンクの水が少なくなったときには、ユーザーのスマホにアプリを介して通知が送られます。
LGによると、野菜やハーブは4〜8週間で収穫できるとのこと。tiiunの扉はシースルーなので、その間の成長の過程を見て楽しむこともできそうです。収穫後はすぐに棚に種パッケージを置くことができるため、一年を通じて家庭菜園が可能です。
LGは来年1月5日から始まる家電見本市CES 2022のデジタルエキシビジョンでtiiunを展示するとしています。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/169206
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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