スマートフォン利用者の1日あたり利用時間は2時間〜3時間が19.7%で最多、キャリアメールの1日あたり送信回数は7割弱が0回、Instagramでの商品購入経験は、10代〜30代女性の、Instagramユーザーでは半数以上、との調査結果をMMD研究所が発表しました。
恒例のスマホ利用者の実態調査
MMD研究所の「スマートフォン利用者実態調査」は、毎年定期的に実施されており、iPhone Maniaでも2017年版、2018年版、2019年版、2020年版の調査結果をご紹介しています。
「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」はスマートフォンを所有する15歳〜59歳の男女を対象に2021年12月3日〜12月6日にインターネットで実施され、2,173人から有効回答を得ています。
回答者の利用しているスマートフォンのOSは、iOS(iPhone)が50.3%、Androidが48.6%でした。
平均送信回数、キャリアメールは2.9回、LINEは9.2回
スマートフォンの1日あたり利用時間は、「2時間以上3時間未満」が19.7%で最多、次に「1時間以上2時間未満」が16.3%で多いという結果となりました。
メールやメッセージの送信回数は、キャリアメールは「0回」が68.2%と最多で、「1~10回」が26.1%で続いています。SMSも「0回」が最多で61.3%、次が「1~10回」の30.7%でした。LINEは「1~10回」が57.8%で最多、次いで「0回」が18.7%でした。
1日あたりの平均送信回数は、キャリアメールが2.9回、SMSが3.6回、LINEが9.2回でした。2018年からの推移を見るとキャリアメールとSMSはほぼ横ばい、LINEは微減が続いています。
なお、総務省の要請を受けたNTTドコモ、au、ソフトバンクが最近、解約後もキャリアメールを継続できるサービスの提供を発表しています。
通話時間は5分未満が8割弱、インストールしたアプリは「6〜10個」が13.6%
スマートフォンで1日あたりに通話する時間(電話以外の音声通話、ビデオ通話も含む)は、「ほとんど通話しない」が29.5%で最多、次いで「1分未満」23.3%でした。5分未満という回答が77.8%と、8割弱を占めています。
スマートフォンにインストールしているアプリの数(購入時にインストールされているものを除く)は、「6〜10個」が13.6%、「16〜20個」が13.0%、「51個以上」12.8%などとなりました。
なお、iPhoneでインストールされているアプリの総数は、「設定」アプリで「情報」>「一般」の「App」で確認できます。
利用アプリ上位は動画、SNS、コニュニケーション
最もよく利用するアプリの上位3種類は、「動画」30.0%、「SNS」29.4%、「コミュニケーション」22.6%がトップ3でした。
SNS・コミュニケーションアプリを利用している965人に、現在利用しているSNS・コミュニケーションアプリ(複数回答可)を聞いたところ、「LINE」90.2%、「Twitter」64.5%、「Instagram」51.8%がトップ3でした。
SNS・コミュニケーションアプリ利用率の推移は、LINEは9割前後で大きな変動がなく、TwitterとInstagramは2020年に利用率が上昇し2021年に微減、Facebookは減少傾向が続きます。
2021年に、TikTokで話題になったことがきっかけで本や製品が売れる「TikTok売れ」が話題となったTikTokの利用率は14.2%でした。
Instagramでの商品購入、10代〜30代女性は利用者の半数以上
SNS利用者のうち、Instagramを利用している500人に、Instagramがきっかけで商品を購入したことがあるかを尋ねたところ、「ある」の回答は全体では38.0%でした。
購入経験率が高い女性20代(58.8%)、女性30代(52.2%)、女性10代(50.0%)では、Instagram利用者の半数以上がInstagramをきっかけに商品を購入しています。
Instagramがきっかけで商品を購入した経験のある回答者190人が購入したことがある商品(複数回答可)は、「化粧品、美容用品」46.3%、「靴・バックなど」30.5%、「衣料品」28.9%がトップ3となりました。
Source:MMD研究所
Photo:Viktor Hanacek/Picjumbo
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-428329/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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