ティム・クックCEO、南アの「良心」ツツ元大主教を追悼、人種差別撤廃に非暴力貫く

デズモンド・ツツ元大主教
 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、南アフリカでアパルトヘイトの撤廃に尽力しノーベル平和賞を受賞したデズモンド・ツツ元大主教が12月26日に亡くなったのを受けて、追悼メッセージを送っています。

南アの人種差別に非暴力で立ち向かった「良心」

12月26日に90歳で亡くなったデズモンド・ツツ元大主教は、南アフリカのアパルトヘイトの撤廃に向けた運動を率い、1984年には、ノーベル平和賞を受賞しています。1986年には、黒人として初めての南アフリカのキリスト教指導者の最高位に就任しています。
 
大統領になったネルソン・マンデラ氏が率いるアフリカ民族会議が、武装闘争を進めた一方で、ツツ氏は非暴力を貫き、対話と相互理解による民主化を目指し続けました。
 
また、ネルソン・マンデラ氏や南アフリカ政府を公然と批判できる「良心」として支持されていました。

クックCEO「道徳と正義で世界を奮い立たせ、永遠に皆の模範」

ティム・クックCEOは以下のようにツイートし、南アフリカの偉大な指導者を追悼しています。
 

デズモンド・ツツ大司教は、その道徳的な明晰さと正義への献身によって、国民と世界を奮い立たせた、唯一無二の人物でした。彼の遺産は、永遠に私たち皆の模範となることでしょう。どうぞ安らかにお休みください。

 


 

マンデラ氏が亡くなった際にはAppleトップページで追悼

人種差別撤廃に積極的に取り組むAppleは、2013年12月にネルソン・マンデラ氏が亡くなった際には米AppleのWebサイトトップページに写真を掲げて追悼しています。
 
毎年1月のアメリカの祝日、キング牧師記念日には「私には夢がある(I have a dream.)」の演説で知られるキング牧師の写真と名言がAppleのWebサイトトップページに掲げられ、クックCEOがツイートしています。
 
 
Source:Tim Cook/Twitter, 朝日新聞
Photo:Kristen Opalinski
(hato)


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