【2021年人気アイテム総まとめ】
2020年に続き、2021年もソロキャンプ人気が継続。ファミリーでにぎわうキャンプ場でも平日を中心にソロ利用が増加したほど。
ソロキャンパーの間でヒットしているのが、パップ型やワンポールのようなポール突き上げタイプのテント。無骨なデザインで雰囲気良好。唯一、ポールによって動きが限定されるのが弱点でしたが、2021年はポールが邪魔にならず自由にレイアウトできるものやストーブをインストールできるものなど進化形が続々登場し、話題となりました。
そして定番のドーム型やワンポールでは、“2ルーム風”に使える広い土間、ゆとりの広さをもつテントが人気。
軽量・コンパクトなテント一辺倒ではなくなり、ソロキャンプも “ガマンしない”がキーワードとなった2021年に登場した注目のテントを5つ紹介します。
■進化形パップ型&2ポール
1. 煙突ホール付きのストーブテントが日本上陸
POMOLY
「STOVE HUT70 パップテント」(1万5899円)
サイズ:220×150×H130cm
収納サイズ:50×16×16cm
重量:2.6kg
チタン製の薪ストーブと、煙突穴付きの“ストーブテント”を開発するPOMOLYの「STOVE HUT70 パップテント」は、パップ型テントの片側に小型ストーブを置くスペースを作った意欲作。やけど・火災・一酸化炭素中毒の危険があるので正しく設営し、指定ストーブを使う必要がありますが、他にはない仕様で夢があります。
寝室部分は三面に大型メッシュパネルを搭載しており、通気性良好。真夏のキャンプでパネルを全開にしても、虫の悩みは不要。
背面には横長ベンチレーターを搭載していてスカートなしなので、ここから新鮮な空気をたっぷり取り入れられ、ストーブを使っても安全に過ごせるというわけです。
ストーブ置き場は、薪ストーブを使わない人でも雨に濡れることのない荷物置き場として使えるのがいいですね。
ストーブ室の反対側は両開きのサイドドア。雨が降り込まないよう、オーニングが付いているのでメッシュにした時でもテント内に降り込みにくくなっています。
>> POMOLY
2. 話題の片側二股ポールシェルターに快適機能を搭載
タラスブルバ
「ワンサイドフォークAFシェルターDX」(4万3890円)
サイズ:470×230×H180cm
収納サイズ:62×19×19cm
重量:7.9kg
たっぷり全高をとった2ポールシェルターで、片側を二股にすることでより自由度が高まった「ワンサイドフォークAFシェルター」に、スカートと前後メッシュパネルを装備したデラックスバージョン。
コットとファニチャーを置いても余裕があり、ソロ〜デュオキャンプにちょうどいいサイズ。フロアレスですが、別売インナーテントも用意されています。
メッシュ部分はスクエアな形状で、メッシュをカバーするパネルを跳ね上げればオーニングとして機能します。
二股ポールのおかげでサイドからの出入りが簡単。就寝中や冬キャンプなど全閉時にはうれしい機能です。
>> タラスブルバ
■広めの土間が魅力のゆとりテント
3. 縦分割のレイアウトが新鮮&使いやすい!
ゼインアーツ
「オキトマ2」(5万9950円)
サイズ:395×280×H140cm
収納サイズ:65×25×25cm
重量:7.2kg
トンネル構造に似ているけれど、ポール同士をポールでつなぐことで完全自立式! 硬い地面や砂地でも楽に設営できるのが特徴です。ありそうでなかった前室とインナーの縦分割レイアウトが使いやすく、大ヒットしました。
アウトフレーム構造で、吊り下げ式インナーを取り外せば、ふたりでももったいないほどの広々したフロアレスのシェルターになります。
付属のフットプリントをあえて土間部分に取り付ければ、寝室とシームレスに行き来できるリビングに変身。
パネルを跳ね上げればリビングを拡張できるなど、120cm程度のポールを使うとバランスの良さも魅力。
インナーテントはメッシュパネルが豊富で真夏の蒸し暑さを低減。前後に大型のドアパネルを装備しているのでアクセスしやすいのがいいですね。
>> ゼインアーツ
4. 変化するサイドフラップで視線を遮断
ハイランダー
「A型フレーム ディアーグ(インナーテント&キャノピーポール2本付き)」(2万5800円)
サイズ:全閉270×270×H210cm
収納サイズ:66×24×24cm
重量:9.2kg
二股ポールを使うことで寝室中央のデッドスペースをなくした「ディアーグ」。吊り下げ式のハーフインナーが付属されているので、全閉しても大きめの土間があり寒い時期でもゆったり過ごせます。
両側に大きく開く出入り口は、ファスナーで拡張できるサイドフラップを備えていて、2ルームに似たプライベート空間を確保。
サイドフラップは2段階に広げられ、両側を大きく広げれば大型リビングに。ファスナーを閉じてフラップを三角にすれば、視線を隠しつつ風が抜けやすいので、夏のフリーサイトにちょうどいい。一年を通して使い勝手がいいテントです。
>> ナチュラム
5. ソロ〜デュオにちょうどいい大きさのサーカスTC DX
テンマクデザイン
「サーカスTC DX MID+」(4万9500円)
サイズ: 485×462×H310cm
収納サイズ:69×28×25cm
重量:14.9kg
入り口が付属ポールで立ち上がり雨の浸入を防ぐ「サーカスTC DX」を少しだけサイズアップしたモデル。ソロやデュオでのびのび過ごすのにちょうどいい絶妙な大きさで話題のテントです。
出入り口に装備したファスナーは丈夫で扱いやすい10番コイルファスナーで、しかもスライダーは3コ! 途中を開放するなど多彩な使い方ができるようになっています。
入り口は片側を開放するほか、しっかり閉じることもできるので、視線や風をコントロールしやすいのも特徴。素材はコットン混紡で、遮光性と通気性のバランス良し。結露しづらく夏も冬も快適です。
ただし、あまりの人気で品薄が続いており、次回の入荷は2022年1月下旬予定(※)とのこと。
今後、専用窓付きフロントフラップの発売も予定しているそうで、より広いリビングを作れるというから次回入荷とオプションの発売を楽しみに待ちましょう。
※入荷時期は変更となる場合があるため最新の情報はテンマクデザイン公式サイトをチェック
>> テンマクデザイン
<取材・文/大森弘恵>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/422512/
- Source:&GP
- Author:&GP
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