アグリストの農業ロボット、ピーマンの次はきゅうりを自動収穫。宮崎からスマート農業実現目指す

宮崎県新富町に本社を置くAGRIST株式会社(以下、アグリスト)は、きゅうりの自動収穫ロボットを開発。一部を「スマート農業実証プロジェクト」で公開しました。

人口1万7000人の小さな町から新しいイノベーションを生み出し、人手不足で困っている農家の課題解決を目指します。

きゅうりの自動収穫ロボットとは?

きゅうりの収穫量日本1位を誇るという宮崎県。しかし、「収穫」の人手不足が叫ばれており、その課題解決が求められているといいます。そんな地元のきゅうり農家の声から生まれたのが、きゅうりの自動収穫ロボット。

農家の慢性的な労働力不足のほか、農家の収益性の改善、環境制御の向上による収穫量改善を期待できます。

きゅうりの自動収穫ロボットは、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用して、日本の農業が抱える高齢化、人手不足といった課題の解決を目指す「スマート農業実証プロジェクト」の一環。販売は、2023年秋頃の予定です。

ピーマン自動収穫ロボット「L」も注目

アグリストが開発するロボットが収穫するのは、きゅうりだけではありません。

同社が開発したピーマン自動収穫ロボット「L」は、2021年11月30日時点で視察来場者数が100名を突破するなど、農家だけでなく、農業分野への進出を検討している企業からも注目されています。また、多様な栽培方法に対応する汎用性の高いロボットの開発・改良を進めるため、大分県およびピーマン農家と実証実験も実施しました。

同社は、地方から世界の農業課題を解決するグローバルベンチャーへの成長に向けて事業を展開していくとしています。

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ロボット開発(AGRIST株式会社)

(文・和泉ゆかり)


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