Appleの時価総額が一時3兆ドル(約340兆円)を超えた、と1月初めに報じられ、投資家たちの注目が高まっていますが、その背景には同社が開発を噂されている拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットを中心とするメタバースへの期待がある、とThe Wall Street Journalが伝えています。
Appleはメタバースとの関係性を否定
メタバース推進派によれば、人々は最終的には日常的に仮想アバターを使って、デジタル領域で仕事、遊び、買い物、娯楽を楽しむようになるとのことです。Facebookは10月、メタバース推しを強調するため社名を「Meta」へと変更していますが、Appleは自社製AR/VRヘッドセットに「メタバース」要素は採用しない意向を示しています。
Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏によると、Apple社内では「メタバース」は禁句扱いになっているそうです。
投資家はAppleとメタバースに期待
Appleの主張とは裏腹に、投資家たちはAppleとメタバースの発展にかなりの期待を寄せているようです。Morgan StanleyのAppleアナリストのケイティ・ヒューバティ氏は、「Appleの市場参入により、大衆向けAR/VR導入の真の契機が訪れる」との見方です。
Bernsteinのアナリスト、トニ・サコナギ氏は、「Appleは2030年までに2,200万台の拡張現実デバイスを出荷し、収益を4%押し上げる可能性があり、2040年までに拡張現実デバイスが全体の収益の20%以上を占めるかもしれない」と予測しています。
Synovusのシニア・ポートフォリオマネージャーのダン・モーガン氏は、「AppleはiPhoneを中心とするビジネスモデルから、拡張現実や仮想現実、メタバース、自律走行車などを含む多角化した収益モデルに移行する可能性がある」と指摘しています。
Source:WSJ
Photo:ADR Studio Design
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-432349/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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