現代では当たり前のように使われているスマートフォンですが、その誕生は1990年代半ばといわれています。
しかしながら、1953年にはすでにその登場が新聞記事上で予言されていたことがわかりました。
1953年の新聞紙面でスマートフォンの登場が予言される
これは、当時Pacific Telephone and Telegraphの社長兼取締役であったマーク・R・サリバン氏が、1953年4月11日のThe Tacoma News Tribuneで述べたものです。
サリバン氏はこの記事で、
私の予言はこうだ。最終的に電話が発展を続けると、我々が腕時計を持ち歩くように、個人が持ち歩くようになるだろう。
と述べ、誰もが携帯電話を持ち歩く時代を予言しています。
さらに、
おそらくダイヤルやそれに相当するものは不要になり、必要であればお互いを見ながら話をできるようになると思う。ある言語から他の言語に翻訳することもできるかもしれない。
と述べ、スマートフォンによるビデオ通話や翻訳機能についても予言しました。
「将来、電話から逃れることができなくなる」と予言
1953年はスティーブ・ジョブズが生まれる2年前であり、世界初のスマートフォンといわれるIBMのSimonが登場する41年前に当たります。
また、SF作家のアイザック・アシモフは1964年にThe New York Times上でスクリーンがついた通信機器の登場を予言していますが、サリバン氏の記事はこれよりも11年前のものです。
さらに、サイモン氏の記事のタイトルは「将来、電話から逃れることができなくなる」であり、まさに我々現代人がスマートフォンなしに生活するのが難しくなっている状況を端的に表しているといえるでしょう。
Source: Open Culture via PhoneArena
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-432506/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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