次世代型ショールーム「蔦屋家電+」は1月14日(金)、2回目となる「蔦屋家電+ 大賞」を決定。グランプリおよびTOP10を発表しました。
受賞したプロダクトは、1月14日~2月27日の期間で開催している「FUTURE LIFE」フェア(1階正面入口)にて展示しています。
審査員はAI?
第2回「蔦屋家電+ 大賞」は、2020年1月2日~2021年10月31日に「蔦屋家電+」で最低30日以上展示された179点のプロダクトを対象に審査しました。
ユニークなのは、審査員が人ではなくAIであるということ。来店客が立ち止まったり体験したりする様子をAIが画像解析し、滞在時間と体験人数の1日平均を算出して“来店客の注目度”を計測しました。
客観的なデータをもとに選考した結果、必ずしも未来的なもの・斬新なものが選ばれたわけではなく、今を生きる人々の生活や関心事、情勢などを反映したプロダクトが選ばれたとのこと。受賞プロダクトから見えてくるキーワードは「つながり」と「体験」だといいます。
グランプリは、自然な会話が魅力のロボット
まずは、グランプリを受賞したプロダクトを紹介しましょう。
株式会社ミクシィの開発するコミュニケーションロボット「Romi」です。表情豊かな手のひらサイズのロボットで、自律的な会話が特徴です。数千万の日本語データを学習した「Romi」は、人のように返事を都度考え、雑談などにも応じます。
また、日本語での自然な会話のほかにも、英会話機能や天気・アラームなどの便利機能、しりとりやおもしろい話といったのエンタメ機能などを搭載。毎月1~3機能を随時追加しているといいます。
Techable(テッカブル)ではこれまで、「Romi」に関する記事を複数公開していますので、興味のある方はこちらからどうぞ。
TOP10にも注目!
続いて、TOP10を受賞したプロダクトをいくつか紹介します。
1つ目は、富士通株式会社および加賀FEI株式会社が開発した、音を光と振動に変換する「Ontenna」。クリップ構造になっていて、髪や襟元などにつけることで、聴覚障がい者でも音を“感じる”ことができるという画期的なプロダクトです。
2つ目は、daisyのデジタルアート作品「HAKONIWA」。3Dスキャンした自分の顔で作ったアバターが、バーチャル世界に飛び込んで冒険するという作品です。
3つ目は、株式会社MiraArcが展開する「Faunaオーディオグラス」。世界最小クラスのMEMSスピーカーとウーファー搭載したアイウェアで、おしゃれな見た目も人気のようです。なお、タッチコントロールにも対応。
このほか、Dolby Atmosの再生に必要な11.2チャンネルのスピーカーを内蔵し、パーソナルサラウンド空間を実現するイス「VRS-1」や、3層の収納スペースとスリムなデザインを両立したiPhoneケースなど、ワクワクするようなプロダクトが選出されています。
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第2回「蔦屋家電+ 大賞」詳細
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/171087
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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