AirPodsで緊急電話をかけて一命をとりとめた女性

hey siri
 
米ニュージャージー州のスーザン・パットマンさんは普段、AirPodsを装着し、自身のスタジオで音楽に合わせてノリノリで、ときには家族や友人と話しながら、フラワーアレンジメントの制作に勤しんでいます。今年60歳のパットマンさんは、昨年10月にスタジオ内でつまづき、金属の柱に頭をぶつける不慮の事故に見舞われましたが、AirPodsでSiriを介して緊急電話をかけることで、一命をとりとめました。

AirPodsで「Hey Siri、911番にかけて」

大きな馬蹄形のリースを作っていたパットマンさんは、全体像を見るために後退したとき、箱を地面に置いていたことを忘れていました。「私はつまずき、空中に飛び上がり、金属の柱にあたったので、リースを壊さないように意識していたのでしょう」と、彼女は米メディアPeopleに対して語っています。
 
気がつくと、周りには助けを呼べる人がおらず、大量に出血していたパットマンさんは、自身がAirPodsを装着していることを思い出しました。彼女はSiriを使えば911番にかけられるととっさに思いつき、「Hey Siri、911番にかけて」と指令を出しました。

意外と多くの人が知らない機能

「あと15分遅かったら、私はここにいなかったかもしれません」と、パットマンさんは当時を振り返っています。
 
事故から数カ月が経過し、家族や友人に自分の話をできるまでに回復した彼女ですが、AirPodsを使ってSiriを介して電話をかけられることを知らない人が意外と多いことに驚いたといいます。
 
AirPods Pro、AirPods(第2世代)、AirPods(第3世代)を装着している場合は、「Hey Siri」と呼びかけてから、すぐに用件を伝えることができます。
 
AirPods ProやAirPods(第3世代)では、左または右のAirPodの軸部分にある感圧センサーでSiriを使えるように設定することもできます。AirPods(第1世代)では、いずれか片方のAirPodの外側を2回叩いて、しばらくしてチャイム音が鳴ったら用件を伝えます。
 
 
Source:People, Apple
Photo:Apple
(lexi)


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