新型MacBook Proの需要好調〜ラップトップ市場は半導体不足で出荷台数減少予測

Apple MacBook Pro
 
台湾メディアDigiTimesが、2022年第1四半期(1月〜3月)のラップトップの出荷台数は、前四半期比で10%減少すると報じました。そうした中、新型MacBook Proの減少幅は10%以下になると同メディアは予測しています。

新型MacBook Proの出荷台数減少率は市場全体よりも低い

新型MacBook Proの製造において、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)の歩留まりが想定よりも悪かったようです。
 
DigiTimesによれば、新型MacBook Proの需要は堅調ながら、Texas Instruments製電源管理IC(PMIC)の供給不足と、ミニLEDディスプレイの歩留まりが想定よりも悪かったことにより、2021年第4四半期(10月〜12月)は出荷台数を制限する必要があったようです。
 
これが徐々に改善されると期待されることで、ラップトップ市場全体では前四半期比10%減少すると予測されながらも、MacBookシリーズの減少幅は10%以下にとどまるとDigiTimesは伝えています。

サプライヤーが、自動車向けおよびサーバー向け出荷を優先

ラップトップ用部品市場において、ディスプレイパネル用ドライバICや、タイミングコントローラー(T-CON)が不足しているため、高解像度ディスプレイを搭載するモデルにおいて半導体不足が続いています。
 
また、USB-C電源管理ICを製造するTexas InstrumentsやInfineonは、利益率の高い自動車やサーバー向けに優先的に出荷しているため、これもラップトップ市場での製造台数および出荷台数に影響を与えているようです。
 
 
Source:DigiTimes
Photo:Apple
(FT729)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA