こんにちは。「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考えてキャンプをしているRYUです。
さて、皆さんはキャンプの時の熱源は何を使っていて、その燃料は何を使ってますか?
熱源には、調理用バーナー、ランタン、暖を取るためのストーブがあり、その燃料には、ガス、ガソリン、ケロシン(灯油)、電池、電気などの種類があります。
ガスにはOD缶とCB缶があったり、ガソリンにも赤ガスと白ガスがあったり、正直、管理が本当に面倒くさいです! そして、荷物が増えます。そこで今回はキャンプに使う燃料を統一して、すっきりキャンプしませんか? という話をしたいと思います。
使うギアによって燃料がバラバラだと、燃料補給を忘れてしまったり、それぞれの燃料を確保するため色々なところで購入しなければならなかったり、保管用の箱やボトルを揃えたり、結構面倒ですし、かさ張ります。
そんな面倒からおさらばすべく、燃料ごとのメリット・デメリットと、私のおすすめの燃料とそのギアを紹介したいと思います。
■燃料ごとのギアについて
まず、キャンプに使うギアの熱源を整理してみましょう。
前述したように、熱源には主に調理用のバーナー、灯り用のランタン、暖を取るためのストーブに分けられます。そして、キャンプに使われる燃料はおおむねガス、ガソリン、ケロシン(灯油)、電池、電気(充電式)に分けられると思います。それでは燃料によって、どんな熱源が使えるか考えてみましょう!
なお今回は燃料の統一というテーマなので、電池や電気(充電式)はパワー不足で、ランタン以外のギアはほぼないので、除外します。
【ガス】軽量で万能だが寒冷地に弱い
▲CB缶のガスが燃料のPRIMUS 153ウルトラバーナー。軽量コンパクトで3,600kcal/hのパワーを誇る、私の登山用の一軍ギアです
もっともポピュラーなガスには、登山などで良く使われるOD缶と、コンビニをはじめどこでも手に入るCB缶があります。私はCB缶のギアは持ってないのですが、OD缶は愛用してます。
OD缶を燃料にできる熱源は調理用バーナー、ランタン、ストーブと、すべての熱源のギアがあります。軽量コンパクトでとっても便利! ただ専門店でしか手に入らないので、うっかり忘れてしまった時の対応に困ることと、1個ずつはコンパクトでも、複数ギアに使う場合かさ張るし、缶の始末が面倒な点が弱点です。
一方で、CB缶はコンビニなどでも販売しているのでどこでも手に入りやすいのですが、OD缶に比べて寒さに弱いという弱点があります。ギアの種類は豊富で、調理用バーナー、ランタン、ストーブとすべての熱源で存在します。
【ガソリン】ハイパワーで寒冷地にも強いが暖房器具が少ない
▲SOTOのMUKAストーブ。車のガソリン(赤ガス)とホワイトガソリンが両方使える優れもの。4,000kcal/hの圧倒的火力で寒冷地でもガンガン使えます
ガソリンといっても赤ガス(いわゆる車の燃料)と白ガス(燃料用に純度を高くしたもの)があって、白ガスが使えるギアはたくさんあるのですが、赤ガス対応のモデルは少ないです。また、赤ガスを使える暖房器具は私の知る限りではなく、燃料統一がしにくいところがあります。
一方、白ガスは安定したハイパワーを出せて、かつ長時間の稼働、寒冷地にも強いというメリットがあります。デメリットは、専門店でしか買えないことと、ちょっとコスト高な点です。
使えるギアは調理用器具、ランタンは豊富にありますが、暖房器具はアウトドア専用では思い当たりません。コールマンのガソリンストーブに、ヒーターアタッチメントをつけると暖房器具にも使える、というものくらいでしょうか。なので、ガソリンで全てを統一というと、ちょっと難しい気がします。
【ケロシン(灯油)】低コストで簡単に入手できてハイパワー
▲レイルロードランタンはビンテージのハリケーンランタンで、灯油が燃料です。ハリケーンランタンはその名の通り、風が強くても消えることが少なく、長時間の点灯が可能
ケロシンは、ガソリンスタンド、巡回販売、などで購入ができて、比較的簡単に入手でき、燃料代が安く、ハイパワーを発揮できて、寒冷地でも使える万能燃料です。
さらに調理用バーナー、ランタン、暖房器具のすべてで使えるのはもちろんのこと、灯油を燃料にしているギアは数多く存在し、デザイン的にも雰囲気のあるギアが選べるのが特徴です。
ガソリンとケロシンが両方使えるものも多いですし、ハリケーンランタンは本当に色んな種類が世に存在しますが、燃料は灯油か、パラフィンオイルです。
ガスやガソリンと比べると調理用バーナーに小型軽量なものがないという欠点はありますが、一番統一しやすい燃料だといえます。
次からはいよいよ、私のおすすめのケロシンギアたちを紹介します!
■個人的おすすめのケロシンギア
Petromax HK 500
灯油を燃料にしたランタンはハリケーンランタンが有名な分、ガソリンに比べて光量が足りないと思われがちですが、このペトロマックスは約400wの明るさ。ハリケーンランタンの一般的な光量15〜20wと比較すると、圧倒的な明るさです。
さらに、同等の大きさのガソリンランタンで約230wくらいのが一般的なので、ケロシンを燃料にしていても、このペトロマックスがいかにハイパワーであるか、お分かりいただけると思います。
ただ、ペトロマックス以外でガソリンランタンまたはそれ以上の光量のランタンは知る限りではないので、これ以外で高光量のランタンを選びたい方は、ガソリン燃料のものが良いかもしれません。
武井バナー 501A
私が知る限りでは最大火力のバーナーであり、ストーブです。最大8時間の連続使用が可能で、1Lの水が夏は2分、冬は4分で沸騰します。
夏はホヤ部分を外せば調理用バーナーとして使えますし、何よりこの火力にして、コンパクトなのが良いですね。サイズは190×370mmで、ほかのストーブは約400×500mm(高火力でコンパクトな方を選出して比較)と大きな差があります。
使い方が豊富で、コンパクトで高火力なんて、最高ですよね。唯一のデメリットは高価なことと、入手困難なことでしょうか。
FEUERHAND ランタン 276
ハリケーンランタンの元祖といわれているフュアーハンド。シンプルな構造のため、壊れにくく、長年使うことができます。光量は手元を優しく照らすくらいの15〜20wくらいしかなく、メインのランタンとしては力不足なのですが、間接照明的使うには色気抜群です。
また、連続使用時間も15〜20時間は行けます! 軽いのでバックパックキャンパーでも、バックパックにくくり付けていけば持ち運び可能なので、私が最も愛用しているランタンです。
さて、いかがでしたでしょうか? 私はケロシンで調理、照明、暖房ができるギアを一通り揃えております。燃料を統一できて、簡単に手に入る。そして、こんなに色気があって、ハイパワーなギアたちで使えるんです。是非、燃料を統一して、補給の煩わしさから解放されてください。
>> 連載
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/428039/
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