MM総研は「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年12月時点)」の調査結果を発表しました。スマートフォンの月額利用料金の平均は4,617円でキャリア4社平均が5,146円、モバイルデータ通信の月間利用量は3GB以下が58.7%を占めています。
スマホの月額料金平均は4,617円
MM総研は「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年12月時点)」の調査結果を発表しました。調査は、MNO4社(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)、サブブランド(Y!mobile、UQ mobile)、MVNO各社の音声通話サービス利用者を対象に実施しています。
端末代金の分割払い分を除いた月額利用料金は、スマートフォン利用者全体では4,617円で、前回調査から228円の減額となりました。
MNO4社(楽天モバイル含む)のスマートフォン利用者の月額利用料金は5,146円、MNO3社のフィーチャーフォン利用者は2,592円、サブブランド利用者は3,157円、MVNO利用者は1,889円でした。
スマホ購入代金の平均は60,727円
端末の購入金額(割引前の支払い総額)は、スマートフォン全体では60,727円で、前回調査から352円の減額となっています。
MNO4社のスマートフォン利用者では64,594円、MNO3社のフィーチャーフォン利用者は20,750円、サブブランド利用者は48,319円、MVNO利用者は44,001円でした。
モバイルデータ通信量、3GB以下が58.7%、7GB以下が75.4%
スマートフォン利用者が11月に利用したモバイルデータ通信量(Wi-Fi接続を除く)について「わからない」の回答を除外して分析すると、平均データ通信量は8.95GBで、中央値は3GBでした。
実際に使用したデータ通信量は「1GB」31.5%、「2GB」10.7%、「3GB」16.5%で、3GB以下の通信量が58.7%、7GBまでの累計は約75.4%でした。
Wi-Fiデータ通信量の平均は15.88GB、データ通信量の約64%
Wi-Fi利用時間とAndroidユーザーの直近4週間のWi-Fiデータ通信量に関する回答をもとに、月間の平均Wi-Fiデータ通信量を推計したところ、スマートフォンユーザー全体では15.88GB、Androidユーザーは14.22GB、iPhoneユーザーは17.84GBとなりました。
モバイルデータ通信量の平均と合計すると月間通信量は約24.83GBとなり、2021年7月時点の月間通信量から1.34GB減少しています。
データ通信量の構成比は、モバイルデータ通信36.1%に対して、Wi-Fi通信が63.9%となりました。
MNO利用者は音声通話時間が長め
スマートフォン利用者の音声通話時間を「携帯電話番号」と「IP電話・アプリ電話」に分けて質問したところ、1週間あたりの通話時間は、携帯電話番号ではMNO4社は24分、サブブランドは14.6分、MVNOは8.6分でした。
IP電話・アプリ電話の通話時間、携帯電話番号との合計は以下の表の結果となりました。
「携帯電話番号」と「IP電話・アプリ電話」ともに、MNO4社の利用者はサブブランド利用者、MVNO利用者よりも通話時間が長くなっています。
MNO利用者は、「携帯電話番号」が「IP電話・アプリ電話」よりも長く、サブブランド、MVNO利用者は「IP電話・アプリ電話」が「携帯電話番号」よりも長くなっています。
携帯電話番号 | IP電話・アプリ電話 | 合計 | |
---|---|---|---|
MNO4社 | 24分 | 20.3分 | 44.3分 |
サブブランド | 14.6分 | 18.1分 | 32.7分 |
MVNO | 8.6分 | 11.1分 | 19.7分 |
MM総研によると「携帯電話番号」と「IP電話・アプリ電話」を合算した通話時間はMNO4社では2019年2月以降、減少が続いています。サブブランド、MVNOは前回調査から減少しています。
スマホ利用時間、平均は週に979分
スマートフォンの1週間の利用時間は、全体平均は979分(16時間19分)でした。MNO4社は1,010分、サブブランドは940分、MVNOは895分となりました。
Source:MM総研
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-435375/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania