近年のリモートワーク普及に伴い、企業が所有するITデバイスは社内外のさまざまな場所で使われることが増えました。加えて、ITデバイス利用者数も増加し、企業におけるITデバイスの資産管理はこれまで以上に複雑かつ重要になってきています。
そんななか、沖縄県に本社を置く株式会社プロトソリューションは、資産管理・棚卸しの自動化システム「カンリス」を2月2日にリリース。資産管理・棚卸し業務のDXをサポートします。
クラウド台帳で資産管理
「カンリス」の主要機能のひとつがクラウド台帳機能。デスク・イスなどの什器類やPC・モニターといったITデバイスを、資産管理に特化したWeb画面にて一元管理できます。管理画面には専用の検索・入力欄を設けているため、スムーズかつ正確な検索・入力ができるとのことです。
ここで注目したいのは、PCに専用アプリをインストールすることで、ITデバイスの利用状況をリアルタイムに管理できるということ。対象となるITデバイスの移動を自動検知し、ダッシュボード画面で利用者・場所の差異・最終利用日時などを把握可能です。
また、管理画面で情報に差異があるITデバイスを赤く表示したり、最終利用が1か月以上前の資産などを定期的にSlackで通知したりと、管理業務の効率化をサポートする機能を実装しています。
アプリやRFIDで棚卸しも効率化
もうひとつの主要機能は棚卸し機能。ITデバイスに関しては、専用アプリをインストールすることで、ITデバイス側からワンクリックで棚卸し報告ができる仕組みです。これならば、テレワークなどで利用しているITデバイスの棚卸しもスムーズにできるでしょう。
また、デスク・イスなどのネットワークに接続されていない資産はRFIDを活用して管理。資産ごとに発行したRFIDラベルを貼り付け、リーダーを資産に向けてかざすだけで、電波の範囲にある資産をスムーズに棚卸しできます。
なお、同サービスはシンプルな料金体系もポイント。資産数5万点以下であれば月額3万円(税別)、資産数無制限の場合は月額6万円(税別)で利用可能です。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/172728
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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