NTTドコモは2月9日、災害時の早期復旧を目的に、ドローン中継局の運用を開始したと発表しました。ドローンには小型中継局が搭載されており、周辺基地局からの電波を上空で中継して、被災地域に通信サービスを提供します。
ドローン中継局
ドコモは2月9日(水)から、日本全国でドローン中継局の運用を開始しました。従来の移動基地局車等に比べて可搬性に優れており、災害時に様々な場所で活躍することが期待されています。
ドコモによると、ドローン中継局は現場到着から約1時間で運用開始できるなため、災害時において迅速に通信サービスを復旧することが可能です。
ドローン中継局は基地局からの電波を上空で中継し、災害により圏外となった地域に臨時の通信エリアを形成します。なお、通信方式は3G・LTEとなっているため、インターネット等の利用は限定的なものとなる可能性があります。
また、ドローンの電力は地上の電源からケーブルで常時供給されるため、充電のために着陸する必要はなさそうです。
ドコモは2017年からドローン中継局の実証実験に取り組み、スタッフの訓練等を実施していました。このたび、主要な保守拠点への配備が進んだため、日本全国での正式運用を開始すると発表しています。
キャリア各社は災害時の復旧対策に取り組んでおり、KDDIやソフトバンクはドローン基地局や気球基地局を運用しています。
Source:NTTドコモ
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-437609/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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