株式会社NH研究所、東京電力パワーグリッド株式会社、アビダルマ株式会社の3社が運営する自動追従パレットサービス「Furiuri」は、都市における移動サービス実証検証のために、現在弁当の販売を実施中。
将来的に大きな市場が見込まれる無人移動体サービスにおける課題と可能性を探ります。
撮影した映像を5Gで送信、AIで衝突リスクを検出
Furiuriは、5Gを活用した移動体サービスの可能性を実証するために計画された事業で、ヒトを追従して走行するパレットを活用しています。
今回の実証事業ではパレットに特殊カメラを搭載し、その映像を5Gを用いてサーバに送信。サーバ内のAIでパレットに近づく物体の衝突リスクを検出し、必要に応じてパレットの走行を抑制します。この技術は5Gのもつ高速・低遅延の特徴を活用したものです。
2022年1月からは、パレットを活用した弁当の試験販売を開始。パレットが誘導員を認識して追従する形で走行、西新宿1丁目の「一軒め酒場 西新宿」で製造された弁当を受け取った後、西新宿1丁目の「モード学園コクーンタワー」前で販売します。最新の営業予定は、Twitterをチェックしてみてください。
3月以降にはゴミ箱やベンチなども提供し、都市部において「憩いの空間」を移動サービスとして提供する試みも実施する予定とのことです。
西新宿エリアで多様な5G実証を実施
東京都が公募した「西新宿エリアにおける5Gを含む先端技術を活用したスマートシティサービス実証事業」に採択されているFuriuri。過去にTechableで紹介した「5G × 自動配送サービスプラットフォーム事業」も同じく採択されています。
本実証事業は、西新宿エリアで多様な5G実証を実施するとともに、将来的には都内全域で5Gを含む先端技術を活用したサービスが都市実装されている「スマート東京」の構築を目指しています。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/173277
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama
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