視認性と機能性に徹した堅牢なモノづくりで知られるドイツの時計メーカー・Sinn(ジン)。その哲学を体現するのがプロフェッショナルユースのミッションタイマー・EZMシリーズです。
誕生以来20年以上にわたり、あらゆる要素に対して機能性を優先して開発されてきた同シリーズに、最新モデル「EZM13.1」(ステンレススティールモデル:60万5000円、シリコンベルトモデル:57万7500円)が2月下旬より登場。惜しまれつつ生産終了となった名品「EZM13」の、待望の後継モデルです。
Sinnの数あるラインナップの中でも、それぞれ明確な使用目的に特化したコレクションとして展開しているEZMシリーズ。“Einsatz Zeit Messer(出撃用計測機器)”の頭文字に由来するネーミングからも分かる通り、警察や消防、レスキュー隊など、過酷な状況下で任務に当たるプロフェッショナルの要求を満たす、ハイレベルなスペックを備えたタイムピースが顔を揃えます。
例えば1997年誕生のファーストモデル「EZM1」はドイツ警察と関税局の特殊部隊のために開発されたミッションタイマーで、同年発表の「EZM2」は連邦国境警備グループ9(GSG 9)の海上部隊向けに作られたダイバーズウォッチ。現行モデルとしていまなお人気の「EZM3」は警察特殊部隊の使用目的や必要とされる機能をリサーチし、ヒューマンエラーを徹底的に排除したデザインと機能性を特徴とするモデル。堅牢さはもちろんのこと、実践の場を想定した機能派モデルを次々と発表しています。
今回リリースされた「EZM13.1」は、プロ仕様のダイバーズウォッチとして2014年に発表された「EZM13」の後継として登場するもの。ムーブメントも「EZM13」と同じキャリバーSZ02を搭載、伝統的なスタイリングを保ちつつ、ダイバーズウォッチにとって最も重要な要素である視認性の高さに徹底してこだわったモデルです。
とりわけ目を惹くのは、オフセンターに配置した大きな積算計です。一般的な30分積算計ではなく60分積算計を6時位置に大きく搭載しているのは、経過時間を直感的にすばやく読みとれるようにとの配慮から。またダイアルからアラビア数字のインデックスを廃したことで、「EZM13」よりもすっきりと整理されたデザインになっています。
通常とは逆の位置にレイアウトされたりゅうずとプッシュボタンももちろん健在。また、精度の安定と風防内の曇りを防止する“Arドライテクノロジー”や、80,000A/mの耐磁性能を実現する“マグネチック・フィールド・プロテクション”、極度の低温・高温の環境下でも確実な精度を約束する“ジン特殊オイル66-228”など、Sinn独自のテクノロジーもそれぞれにしっかりと機能を発揮。過酷な環境でも確かな視認性を約束する、プロフェッショナルのためのハイスペックなダイバーズクロノグラフです。
>> Sinn
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/432198/
- Source:&GP
- Author:&GP
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