App Storeで本物にそっくりの危ない“偽アプリ”の存在が指摘

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アプリ開発者の人物が、自身が開発したアプリとそっくりな見た目のアプリをApp Storeに発見した、と報告しています。この“偽アプリ”には、法外なサブスクリプション料金などが含まれており、「どうやってApp Storeの審査を突破したのだろう」と疑問が投げかけられています。

サブスクリプション料金は年間3万8,000円

iOSデベロッパのケビン・アーチャー氏(@IM_Kevin_Archer)は、「同じ名前のアプリが別の開発者アカウントにより提出されたようだ」とスクリーンショットを投稿しました。
 


 
アーチャー氏の開発した「Authenticator」は、オンラインアカウントの2ファクタ認証のトークンを保存・生成できる多機能アプリで、高評価を得ていますが、“偽”バージョンのアプリは毎週3.99ドル(約460円)のサブスクリプション料金が含まれており、ユーザーが登録に気づかない場合、課金額は年間355ドル(約3万8,000円)に上る可能性があります。
 
「ちゃんと機能しない、コピーされたデザインの、ユーザーにアプリを開く前にレビューを強要し、毎週サブスクリプション料金が発生するこのようなアプリが、どのようにしてApp Storeの審査を通過できたのか本当に理解できない」と、アーチャー氏は苦言しています。

悪徳アプリのApp Store掲載の事例は過去にも

2018年には、隠れて法外な料金を請求するQRコードスキャナーアプリがApp Storeに掲載されている、と報じられました。
 
驚くべきことに、このアプリには34万件のレビューが書かれており、星5個中4.7の評価がついていました。ちなみに、アプリはすでに削除済みとなっています。
 
 
Source:MacRumo
Photo:Apple
(lexi)


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