【趣味な男の欲しいモノと秘密基地】
自転車は通勤や通学、買い物といった移動のため実用性に加え、カスタムを楽しんだり、目的によって違うタイプを揃えたりといったこともできる。そんな楽しさにハマったフリーランスカメラマンの下城英悟さんに、魅力を聞いてみた。
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ドアを開けて足を踏み入れると、自転車のフレームにタイヤやリムなどが所狭しと並び、まるでサイクルショップ。しかしここは下城さんの事務所兼“撮影スタジオ”。一見雑然としているが、内部の空気には自転車愛が溢れているのが感じ取れる。整備用工具や小さなパーツなども揃い、愛車を確実に走らせるためのベース、基地なのだ。
「用途によってタイヤやコンポーネントを組み替えたり、フレームの塗装を剥がして塗り替えたりと、いろいろいじるのが好きなんです(笑)」
30代前半からスポーツバイクにハマり始め、気がつけばこうなっていたのだと言う。そして、スケートボードやスノボ、ギターにベースなどの楽器まで置いてある。彼の多趣味さを象徴しているスペースだ。
「体を動かして遊ぶのが楽しいんです。それに好きなモノに囲まれていると気持ちが落ち着くし、そんな環境で仕事ができることも嬉しいですね」
最近は断捨離やミニマムな暮らしが流行りだが、確かに気に入ったモノが常に身近にあると人の心は豊かになる。そして自分で手を加えたくなる。下城さんの“自転車秘密基地”はそんな感情を象徴する空間だと言っていいだろう。
写真と映像の各種制作業務を請け負うフリーランスカメラマン。本誌のほか、多くの月刊誌や週刊誌などで活躍する。自転車をこよなく愛し、専門誌での撮影や寄稿も多数
※2021年2月4日発売「GoodsPress」3月号50-51ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊 写真/下城英悟(本人)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/432928/
- Source:&GP
- Author:&GP