【趣味な男の欲しいモノと秘密基地】
自転車は通勤や通学、買い物といった移動のため実用性に加え、カスタムを楽しんだり、目的によって違うタイプを揃えたりといったこともできる。そんな楽しさにハマったフリーランスカメラマンの下城英悟さんに、魅力を聞いてみた。
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ドアを開けて足を踏み入れると、自転車のフレームにタイヤやリムなどが所狭しと並び、まるでサイクルショップ。しかしここは下城さんの事務所兼“撮影スタジオ”。一見雑然としているが、内部の空気には自転車愛が溢れているのが感じ取れる。整備用工具や小さなパーツなども揃い、愛車を確実に走らせるためのベース、基地なのだ。
「用途によってタイヤやコンポーネントを組み替えたり、フレームの塗装を剥がして塗り替えたりと、いろいろいじるのが好きなんです(笑)」
30代前半からスポーツバイクにハマり始め、気がつけばこうなっていたのだと言う。そして、スケートボードやスノボ、ギターにベースなどの楽器まで置いてある。彼の多趣味さを象徴しているスペースだ。
「体を動かして遊ぶのが楽しいんです。それに好きなモノに囲まれていると気持ちが落ち着くし、そんな環境で仕事ができることも嬉しいですね」
最近は断捨離やミニマムな暮らしが流行りだが、確かに気に入ったモノが常に身近にあると人の心は豊かになる。そして自分で手を加えたくなる。下城さんの“自転車秘密基地”はそんな感情を象徴する空間だと言っていいだろう。
フリーランスカメラマン 下城英悟さん
写真と映像の各種制作業務を請け負うフリーランスカメラマン。本誌のほか、多くの月刊誌や週刊誌などで活躍する。自転車をこよなく愛し、専門誌での撮影や寄稿も多数
▲仕事場である自らのスタジオの壁面にも組み立てやメンテナンス中のフレームなどが掛けられている。荷物が多いときには、中央にあるカーゴを引いていく
▲撮影に出かけるときのスタイル。フロントのバッグにカメラや三脚を収納し、片道100kmまでならほぼ自転車に乗っていく
▲10日間で3000kmを超えて日本中をめぐるサイクルイベント「The Japanese Odyssey」出場時の装備。軽量化よりも実用性と耐久性を考えているという
▲「河川敷泥リンピック」冠したプライベートライドでは、自ら参加しながら撮影もこなす
▲ツーリング&キャンプも趣味のひとつ。自転車自体をロープとペグで固定し、タープの支柱に使うなど、独自のアイデアで楽しんでいる
※2021年2月4日発売「GoodsPress」3月号50-51ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊 写真/下城英悟(本人)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/432928/
- Source:&GP
- Author:&GP
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