大手SNSのFacebookを運営するMetaは現地時間2月25日、ウクライナ情勢の急変を受け、ロシア国営メディアの広告掲載等を禁止すると発表しました。ロシア政府はFacebook等へのアクセス制限で報復した模様です。
Facebookでの広告掲載を禁止
Facebookのセキュリティーポリシー責任者、ナサニエル・グライシャー氏は現地時間2月25日、自身のTwitterアカウント(@ngleicher)において、Facebookにおけるロシア国営企業の広告掲載を禁止すると発表しました。
またFacebookでは、ロシア国営メディアの投稿に対して「ロシア政府管理下のメディア」というラベルが表示されており、今後も表示が継続される見込みです。
またグライシャー氏はウクライナのユーザーを対象に、アカウントの非公開処理の簡易化など、ユーザー保護の取組を強化したと発表しました。Facebookにおけるユーザー保護の強化措置は、2021年8月にタリバン対策としてアフガニスタンでも実装されました。
ロシア政府が報復
日本経済新聞は2月26日、ロシア政府はFacebookを運営するMetaへの報復として、アクセス制限を実施したと報じました。ユーザーがFacebook等へアクセスする際の通信速度が大幅に低下した模様です。
なお元イギリス副首相でMetaの社長を務めるニック・クレッグ氏は現地時間2月25日、国営メディアの投稿に対するファクトチェックやラベル表示を取りやめるようロシア政府から指示があったと発表しました。
クレッグ氏は、Metaがロシア政府からの指示を拒否したことにより、ロシア政府がMetaのサービスを規制したと言及しています。
Ordinary Russians are using @Meta's apps to express themselves and organize for action. We want them to continue to make their voices heard, share what’s happening, and organize through Facebook, Instagram, WhatsApp and Messenger. pic.twitter.com/FjTovgslCe
— Nick Clegg (@nickclegg) February 25, 2022
Source:ナサニエル・グライシャー / Twitter (1), (2), ニック・クレッグ / Twitter, 日本経済新聞
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-440641/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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