OSARO合同会社(以下、OSARO社)は、3月9日(水)から東京ビッグサイトで開催中の「国際ロボット展2022」にて、ピッキング・ロボットを用いた自動梱包ソリューションのデモンストレーションをおこないます。
eコマース向けのマルチSKUポリ袋詰め工程を完全に自動化するスマートロボットのアプリケーションを提供するのは、同社が国内初とのことです。
商品の迅速な処理が求められる物流業界
生産効率アップを目指す製造業界や食品産業において、自動梱包機への注目が高まっている近年。
eコマースの物流施設やフルフィルメント・センターでは、多種多様な商品の迅速かつ費用効率の高い処理が求められています。
そんななか、OSARO社が提供するのは効率的な自動梱包ソリューション。梱包して出荷するまでの過程を自動化するといいます。
梱包から出荷までの過程を自動化
OSARO社は、サン・フランシスコに本社を置き、産業オートメーションのためのAIを開発している企業です。
同社は、東京ビッグサイトにて、3月9日(水)〜3月12日(土)の期間開催される国際ロボット展2022に参加。
今回の展示では、同社のピック&プレース・ソフトウェアのロボット制御と、保護包装製品や包装システムを提供しているシールドエア合同会社の包装機器とを連携した「自動梱包ソリューション」のデモンストレーションをおこないます。
ピックするアイテムには、ボトル、ブリスター包装、箱、チューブ、パウチ、マルチパック、包装された書籍や薄い紙媒体など、一般的なeコマースの商品が含まれているようです。
ピック&プレース・ソフトウェアのロボット制御は、製品のバーコード読み取り、出荷ラベルの作成、貼付などの一連の作業を担当しています。
同システムは一般的なeコマースの注文処理のほか、化粧品、医薬品、製造部品といった特殊な流通にも対応しているとのことです。
多品種マルチSKUのアイテムのピッキングに対応
OSARO社の自動梱包ソリューションは、アイテムのマスター登録をしなくても多品種マルチSKUのアイテムのピッキングに対応しているようです。
同社は導入のハードルが低いと語るとともに、梱包作業の効率化・自動化が実現することによる「生産性の向上」を示唆しています。
今後は、物流施設やフルフィルメント・センターでの自動梱包ソリューションの実用化に期待が寄せられるでしょう。
(Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/175021
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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