東京駅で新幹線車内のモバイルバッテリーが発煙、上越新幹線1本が運休

上越新幹線
 
国内メディアは3月13日、東京駅に停車中の新幹線の車内において、モバイルバッテリーが発煙し、上越新幹線1本が運休したと報じました。なお、当記事のトップ画像は上越新幹線で使用されている車両の一例です。

新幹線車内でモバイルバッテリーが発煙

産経新聞によると、3月13日午後5時35分頃、東京駅のホームに停車中だった上越新幹線「とき337号」の車内でモバイルバッテリーが発煙しました。
 
新幹線車内を清掃中だった作業員が、座席の間に挟まったモバイルバッテリーが発煙していることを発見しました。消防が出動して消火活動を実施し、けが人はいませんでした。
 
共同通信によると、モバイルバッテリーが挟まっていた座席は、12号車に設定されている最上級指定席の「グランクラス」だった模様です。
 
なお、消火活動等の影響により「とき337号」は運休し、乗客300人に影響が出ました。

モバイルバッテリーの事故事例

モバイルバッテリーの発火事故が国内外で散発的に発生しており、消費者庁は購入時や使用時の留意点を公開して注意喚起を行っています。
 
モバイルバッテリーは、2019年2月から電気用品安全法(通称PSE法)の規制対象となり、PSEマークのついていないモバイルバッテリーは国内での販売が禁止されました。
 
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、リコール対象となったモバイルバッテリーの発火事故の再現実験の動画を公開しています。
 

 
また、衝撃や圧力、熱によりモバイルバッテリーの内部機構が破損し、発煙・発火する事故も発生しており、東京消防庁は公式YouTubeチャンネルにおいて、押しつぶされたモバイルバッテリーが発火する様子を再現した動画を掲載しています。
 

 
 
Source:産経新聞, 共同通信, 製品評価技術基盤機構 / YouTube, 東京消防庁 / YouTube
Photo:JR東日本
(seng)


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