AppleとSamsungがインドでのスマートフォン輸出額増加に貢献

iPhone SE Galaxy S21
 
台湾メディアDigiTimesが、インドで製造されたスマートフォンの輸出額増加にAppleとSamsungが貢献していると報じました。

新興国以外に、欧州やアジアへの輸出を開始

Business Standardによると、インドのスマートフォン関連の業界団体(ICEA:India Cellular and Electronics Association)は、インドにおけるスマートフォン輸出額が2021年度(2020年4月~2021年3月)の31億6,000万ドル(約3,840億円)から、2022年度には57億ドル(約7,060億円)に増加すると予測しています。
 
インドで製造されたスマートフォンの輸出先はこれまでは新興国でしたが、AppleとSamsungは英国、オランダ、日本などにも輸出を始めたことが、インド商工業省の調べで明らかになっています。

インドで生産されている主なiPhoneは?

インドでのスマートフォン生産数が増加したのは、インド政府が導入した生産連動型インセンティブスキーム(Production Linked Incentive Scheme:PLI スキーム)に伴うもので、国内生産を行った企業に助成金が支払われることにより多くのサプライヤーを招聘することに成功したのが要因となっています。
 
インドで生産されているiPhoneのうち最も多いのは、Wistronが生産しているiPhone SE(第2世代)で、それにFoxconnが生産するiPhone11とiPhone12が続いています。
 
インドでは今後、iPhone13の生産も始まる見通しです。
 
 
Source:DigiTimes, デロイトトーマツ
Apple, Galaxy Mobile
(FT729)
 
 


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