スピード違反の報告アプリは実際に役立つのか?サイクリスト視点から検証

Speedcam Anywhere
 
市民がスピード違反の車両の報告を行えるアプリ「Speedcam Anywhere」がリリースされました。人工知能(AI)で撮影された動画を分析し、車両の速度を測り、違反があった場合には警察に報告することができます。

警察に真剣に受け取ってもらえるのか?

サイクリストのための情報サイトroad.ccは、アプリについて寄せられた質問を「Speedcam Anywhere」の開発を行うロッド・キング氏に投げかけました。
 
最も多かったのは、「証拠となる動画」を警察が真剣に受け取ってくれるのか、という問いです。これに関してキング氏は、次のように答えています。
 

警察はこれ(クラウドソースの動画をAIで分析したスピード違反の証拠資料)を予期してはいないと思います。新技術が自動的に受け入れられるとは考えていません。
 
でも、やがては受け入れられるでしょう。ただ、その場所によって対応が異なるとは予測されます。スピードカメラから移行してきたばかりの警察もありますから。
 
動画と報告書を(アプリに)アップロードすることで、動画の分析の手間を省くことができます。もし問題があれば、マニュアルでの動画の分析ももちろん可能ですが、ドライブレコーダーで提出されたものを分析するよりもずっと簡単です。

 
キング氏は、「Speedcam Anywhere」は“転換をもたらす”と主張しており、実際にアプリを介して提出された報告書がどのようなものか、サンプル画像を共有しています。
 
Speedcam Anywhere
 
現在アプリはGoogle Playストアのみでダウンロード可能となっており、App Storeには「近日中に登場」と記載されています。
 
 
Source:Speedcam Anywhere via road.cc
(lexi)


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