店内飲食が難しいニューノーマルな時代に、飲食店経営の新しい選択肢として注目を集めているのがキッチンカー。イベント会場やランチタイムのオフィス街に現れる個性豊かなキッチンカーは利用する側にとっても大きな楽しみだし、料理の腕に自信がある人なら「自慢のメニューを移動販売で提供してみたい」なんて、一度くらいは妄想したことがあるかもしれません。
そこで紹介したいのがフードトラックカンパニーの「キッチンボックス453」(消費税および諸税込み 292万3480円)と「キッチンボックス1000」(同 383万7040円)。改正・食品衛生法の新基準に準拠したキッチンカーがあれば、憧れの移動販売デビューも夢じゃないかも?!
▲「キッチンボックス1000」
限られた調理スペースでおいしいメニューが次々できあがるキッチンカー。一見店舗レスで開業できるように見えますが、実は以前の食品衛生法の下では、車内でできる調理には制限があり、例えば「材料を切る」「混ぜる」「下味を付ける」といった下ごしらえを車内で行うことは不可とされていました。ちょっと複雑な工程のメニューを提供するためには、別途営業許可を受けた調理施設で下ごしらえをしておかねばならず、現実的には「誰でも車1台ですぐ開業!」というわけにはなかなかいかなかったのです。
しかし中食・外食の需要増加などを背景に、2018年に食品衛生法等の一部を改正する法律が公布。2021年6月より施行された改正・食品衛生法では、新たに定められた設備要件を満たすことで、それまで保健所から許可されなかったキッチンカー車内での仕込み行為が認められるようになりました。仕込み場所が確保できなくても開業できるということで、独立・起業を希望をする人にとっては資金面でのハードルがぐんと下がったというわけです。
▲「キッチンボックス453」
この法改正に合わせて、キッチンカーの製作販売大手であるフードトラックカンパニーでは、車内で仕込み行為ができるよう基準を満たしたキッチンカー2種類をリリース。スズキ キャリイをベースにした「キッチンボックス453」は小回りの効く軽トラサイズ、トヨタ タウンエースをベースにした「キッチンボックス1000」なら余裕のあるスペースで好みの調理設備の設置が可能。幅広く取られた販売窓で接客ラクラク、また大きなタペストリーも設置できるのでアピール効果も抜群です。
▲「キッチンボックス453」の内部
ベース車両に用いられているのはすべて新車で、自動車に関するメーカー保証はもちろんのこと、キッチン部分に関しても1年間の保証が付きます。キッチンカーへの構造加工を施した車両として普通自動車8ナンバーへの変更登録も済ませているため、車検への備えも万全。さらには営業許可申請には専門の行政書士事務所が力を貸してくれるなど、数々の手厚いサポートもあり、発売以来2022年3月までにすでに合計214台の販売を達成しているのだそう。フード業界での独立起業や副業化を夢見る人であれば、目標までの道が大きく近づいたかもしれませんよ。
>> フードトラックカンパニー
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/441858/
- Source:&GP
- Author:&GP
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