最近はレシピを紹介するサイトやアプリが多く公開されており、定番料理から斬新な料理までさまざまな人が考えた膨大な数のレシピを日々の食事作りに利用することができます。
しかしながら、十分広いキッチンを持っている人は少なく、スマートフォンやタブレットを置く場所が調理台の上にない人も多いのではないでしょうか。また、非防水端末を使っている場合は水濡れも心配です。
そんな人におすすめなのが、山崎実業の「tower レンジフードメッシュパネル」です。実際に使ってみたのでレビューしたいと思います。
レンジフードにぶら下げて使うメッシュパネル
「レンジフードメッシュパネル」(定価2,970円(税込))は、レンジフードにぶら下げて使うメッシュ状のパネルです。
筆者はこの製品を試すまで知らなかったのですが、一般的なレンジフードの周囲には「返し」が付いています。
この返しに腕をぶら下げることで、中空にメッシュ状のパネルを浮かせることができるのが「レンジフードメッシュパネル」です。
そしてこのレンジフードメッシュパネルのオプションとして、スマートフォンやタブレットを取り付けるための「スマートフォンスタンド」(定価770円(税込))が用意されています。
スマートフォンやタブレットでレシピを見るのにこのレンジフードメッシュパネルを使うメリットは以下の3つです。
1. 調理スペースを広く使える
スマートフォンやタブレットを使ってレシピを見ながら料理をするには、キッチンにこれらの端末を置くのが便利です。
しかしながら、限りある調理スペースにスマートフォンやタブレットを置くと、材料や調理器具を置くスペースが減ってしまいます。
レンジフードメッシュパネルはレンジフード下のデッドスペースを利用しますので、料理の邪魔になることがありません。
2. 端末が濡れづらい
調理スペースでは水を使うことが多く、調理台の上が濡れていることが少なくありません。
液体をこぼしたり、しぶきが飛んだりすることもあるでしょう。
最近のiPhoneシリーズは防水機能が付いていますが、Androidスマートフォンのなかには防水機能がないものもあります。
また、より大画面でレシピを見られるiPadシリーズには防水機能がありません。
レンジフードメッシュパネルなら端末を宙に浮かせることができますので、水濡れのリスクを下げることができます。
3. 安定性が高い
レンジフード下のデッドスペースを活用するほかのグッズとしては、垂直の壁に吸盤や粘着テープでさまざまなものを取り付けるアイテムが販売されています。
しかしながら、吸盤や粘着テープには剥がれるリスクがあります。
スマートフォンやタブレットが落下し、硬い調理台に打ち付けられて故障したり、料理と一緒に煮込まれたり揚げられたりしては泣くに泣けません。
レンジフードメッシュパネルの場合、レンジフードの返しにぶら下げ、かつネジで止める形で固定しますので、垂直の壁面に取り付けるよりも安定します。
高価なスマートフォンやタブレットを壊すリスクが低いといえるでしょう。
レンジフードメッシュパネルを実際に取り付けてみた
実際に筆者の家のキッチンにレンジフードメッシュパネルを取り付けてみました。
思っていたよりもしっかりとした作り
レンジフードメッシュパネルの作りはシンプルで、構成部品は本体と調理道具をつるすフックしかありません。
もっと頼りない作りかと思っていましたが、思っていたよりもしっかりとしたスチール製で、塗装にも耐久力や防錆性が高い粉体塗装が使われています。
しっかりとした作りだけに、フック1つあたり500グラム、合計で約7キロもの耐荷重があり、多くのものをつるすことが可能です。
単純計算ではiPhone13(173グラム)を40台ほどつるせます。
取り付けは非常に簡単
レンジフードへの取り付けは非常に簡単です。
本体のフック部分をレンジフードの返しに引っかけ、ネジを締めれば完了と、誰でも簡単に設置できます。
取り付け後はこんな見た目です。
実際に調理道具をつるすとこんな感じです。
前述の通りしっかりとした作りのため安定感があり、パネルが落下したりゆがんだりする兆候はまったく感じられません。
置いたまま充電もできるスマートフォンスタンド
スマートフォンスタンドも本体と同じく粉体塗装を施したスチール製で、写真で見るより実物は高級感があります。
サイズは幅6.5センチ x 奥行き6.5センチ x 高さ14.5センチと、6.1インチのiPhone XRを置くのにちょうどよいサイズです。
底面にはシリコン製の滑り止めがあり、底面板が少し短めにカットされているため端末を置いたまま充電ケーブルを挿すことができます。
レンジフードメッシュパネルにつるすとこんな感じです。
底面の滑り止めのおかげでスマートフォンは安定して設置されており、タッチ操作のために触っても落ちそうには感じませんでした。
ただ、スマートフォンの横からの支えはないため、そこから落下するのが心配ならほかの物を置いて挟み込むという手があります。
こちらの写真では「ツールホルダー」と「ボトルラック」で挟み込みました。
タブレットも置けるが場所を取る
このスマートフォンスタンドはタブレットも設置可能とされていますので、iPadシリーズのなかで最大の12.9インチiPad Proを置いてみました。
滑り止めのおかげで大きなタブレットでも安定しており、レシピを見るために活用できるでしょう。
ただ、さすがに横置きは安定性が悪いです。縦置きでの利用をおすすめします。
また、大きなiPad Proを置くためのスペースをレンジフードメッシュパネルに用意しなくてはいけないため、ほかの調理道具をつるすためのスペースが減ってしまうのが難点です。
調理器具も数多く設置したいなら9.7インチのiPadあるいはiPad miniにしておいたほうが良いかもしれません。
自立式メッシュパネルやキッチンウォールバーへの設置も可能
このスマートフォンスタンドはレンジフードメッシュパネルのほかに、山崎実業の自立式メッシュパネルやキッチンウォールバーにも取り付けられます。
自立式メッシュスタンドはその名の通り地面に設置するタイプのメッシュパネルで、レンジフードに返しがなくても使用することができます。
キッチンウォールバーは木ネジや磁石を使って設置するもので、メッシュタイプよりすっきりとした見た目に仕上げることが可能です。
好みに合わせて選んでください。
レンジフードメッシュパネルとスマートフォンスタンドで料理のバリエーションが増えるかも?
このレンジフードメッシュパネルとスマートフォンスタンドを使ってしばらく料理をしてみましたが、スマートフォンからレシピを参照しやすくなったため料理の幅が広がったと感じています。
これまでは狭い調理台の上に無理矢理置いたり、キッチンから少し離れたダイニングテーブルの上に置いたりしていましたが、それに比べて快適かつ手軽にレシピを見られるため、ネット上のレシピを参照して料理をする機会が増えました。
また、レンジフードメッシュパネルに調理器具を設置することで取り出しやすくなり、料理の効率も上がったと思います。
宙に浮いたことでiPhoneのマイクとスピーカーが使いやすくなり、音楽を聴きながら料理をしたり、Siriを使って音声でタイマーをセットしたりしやすくなりました。
スマートフォンを料理に活用したいと考えている人は、ぜひ導入を検討してみてください。
Source: 山崎実業, 楽天市場/くらしのもり
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-449166/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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