経産省、行政に国民の声を届ける「PoliPoli Gov」にて経済政策に関する意見を募集中

株式会社PoliPoliは、行政に国民の声を届ける政策共創プラットフォーム 「PoliPoli Gov(β版)」を提供しています。

そしてこのたび、経済産業省が設置した産業構造審議会経済産業政策新機軸部会(以下、新機軸部会)にて「PoliPoli Gov(β版)」のトライアル利用が決定。4月12日(火)~17日(日)の期間、未来の経済政策に関する意見を募集しています。

行政からの質問に意見を投稿

PoliPoli Gov(β版)」は、行政からの相談や意見を求めているテーマにコメントし、国民の声を踏まえた政策推進をサポートできるプラットフォームです。

Webサイトに掲示される行政からの質問は、スライドなどを活用して内容をわかりやすくしています。ユーザーは、その内容に対してコメントや意見を投稿できるというわけです。

投稿した意見は行政によって分析され、政策が進めばその進捗やさらなる相談が行政から届きます。また、ユーザー同士で「いいね」ができる機能もあり、「いいね」が多い意見は参考にされやすいようです。

未来の経済政策に関する4テーマを掲示

このたび新機軸部会は、「PoliPoli Gov(β版)」のトライアル利用を開始。未来の経済政策に関する4つのテーマで意見を募集しています。

たとえば、「スタートアップ・ベンチャーの成長支援に、どんなことを期待しますか?」という質問。将来的な成長・イノベーションを支える担い手として重要なスタートアップ・ベンチャーの創出・成長に必要と感じる支援策などを問っています。

このテーマに対する意見として、スタートアップ支援はあるが、適切なタイミングで届かないといった内容のコメントがありました。支援制度を知ったときにはすでに募集期限を過ぎていた……といったことがあるというわけですね。この現状に対し、「経産省のメルマガ、LINEみたいなので支援制度をどんどん通知して欲しい」との要望が書かれていました。

このほか、2050年の日本経済を支える各産業界に期待する姿・官民連携で取り組むべき経済社会課題・日本経済の変革(ダイナミズム)の加速に必要だと思うこと、といった質問が投げかけられています。

デジタル庁でも利用

「PoliPoli Gov(β版)」は、2021年10月5日にリリースされるとすぐにデジタル庁で利用されました。

このときは、行政・教育・医療のデジタル化に期待すること、情報アクセシビリティが低く困ることなどについて意見を募集。各テーマごとに多くの意見が集まりました。なお、すでに意見投稿は終了していますが、投稿内容はWebサイトから閲覧可能です。

従来の政策立案においては、有識者ヒアリングや政治家による街頭演説などアナログな手法が多く、多様な国民意見を反映するのは難しい状況でした。「PoliPoli Gov(β版)」の活用で、デジタル庁や経産省にとどまらず、さまざまな行政と国民が共創できることを期待したいと思います。

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「PoliPoli Gov(β版)」Webサイト

(文・Higuchi)


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