Tile Inc.は、失くしたものを探せるスマートトラッカー「Tile」を展開中。カギ・財布・自転車などさまざまなモノの紛失防止に活用できる多様なタイプを開発してきました。
近年では、Intel CorporationやFitbit Inc.とのパートナーシップにより、Tile機能を搭載したPCやフィットネストラッカーなども展開。今年に入り、音で探せるクレジットカード「三井住友カードTile」も発売しました。
そしてこのたび、Tile機能を搭載したPCやPC周辺機器を複数紹介しています。
音や地図でモノを見つける、ネットワークも便利そう
「Tile」は、スマートフォンアプリやスマートスピーカーから音を鳴らし、付けているモノを見つけられるデバイス。逆にTileからスマートフォンを鳴らすこともできます。
音以外で探す場合は、スマートフォンアプリ内の地図が便利そうです。最後にBluetooth通信した場所を表示するので、どこで失くしたかを確認できるでしょう。
また、世界中のTileユーザーによるネットワークも便利。ほかのTileユーザーが自身のTileを検知すると、アプリにその場所を通知してくれます(クラウド経由なので個人情報は知られません)。
さらに注目したいのが、常時Tileを検索して検知した位置情報をユーザーに通知する「Tileアクセスポイント」。このアクセスポイントは、2021年12月に飯田橋駅構内の“お忘れ物総合取扱所”に導入されました(詳しくはこちら)。
“失くさないPC”が続々……
Tile Inc.は、 Intel Corporationとの連携を深め、レノボ、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社ならびにMicro-Star International Co.Ltd. (以下、MSI)、富士通クライアントコンピューティング(以下、FCCL)の商品にTileの技術を提供。“失くさないPC”のラインナップを充実しています。
レノボのノートPC「ThinkPad」シリーズでは、CES 2022で発表したX1 Gen 10・X1 Yoga Gen 7・X1 Nano Gen 2に加え、X13シリーズなど13機種にTile機能を追加しました。
また、今年3月に販売したMSIの新製品「Summit シリーズ」と「Prestige Evoシリーズ(現在、日本未発売)」もTile機能を搭載。さらに、FCCLの新型PC「FMV LOOX」にも搭載予定で、6月より順次提供されるようです。
これらのノートPCでTile機能を使うには、Microsoft Storeから無料の「Tile Windows App」をダウンロードし、自身のPCをTileとして有効化するのみ。スマートフォンアプリを使うと、最長14日間、PCがシャットダウンしていても音を鳴らせるといいます。もちろん、スマートスピーカーからの呼び出しやスマートフォンを鳴らす機能も実装済みです。
小さく細いスタイラスペンも失くさない
このたびTile Inc.は、Dell Technologies Inc.と新たにパートナーシップを締結。3月31日(木)に、Tile機能を搭載したスタイラス「Dell Premier Rechargeable Active Pen (PN7522W)」の販売を開始しました。
このスタイラスは、40日間のバッテリー駆動時間を誇り、対応するDellの2in1ノートパソコンでの快適な創作活動を実現します。しかし、小さく細身なペンのため、失くしやすいのが悩みのタネ。
そんなスタイラスにTile機能を実装したことで、紛失のリスクを低減できるかもしれません。
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「Tile」サービスサイト
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/176894
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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