ミニLEDディスプレイのコストダウン進む〜今後数年間、Apple製品が市場成長牽引

Studio Display Pro AH
 
ディスプレイ業界の動向に詳しい調査会社Display Supply Chain Consultants(DSCC)が、ミニLEDバックライトの市場動向に言及、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)を採用する製品は今後数年間、Apple製品が出荷数の多くを占めると報告しました。

Apple製品がミニLEDディスプレイ市場成長を牽引

Appleは12.9インチiPad Pro(第5世代)にミニLEDディスプレイを採用して以来、14インチおよび16インチMacBook Proへと採用製品を拡大しています。
 
AppleはミニLEDバックライトのサプライヤーとして新たに、中国Sanan Optoelectronicsを加えており、2022年第2四半期(4月〜6月)から出荷が開始されるとDSCCは記しています。
 
主要部品の供給数が増えることによってミニLEDディスプレイの製造コストが下がることに伴い、Appleは同ディスプレイ搭載製品を増やすとDSCCは予想しています。

ミニLEDディスプレイ搭載Apple製品が増加か

DSCCは2021年のミニLEDディスプレイ出荷枚数を980万枚、2026年には4,060万枚に増加するとの見通しを示しています。
 
DSCCの指摘通りApple製品が市場拡大を牽引するのであれば、現行製品だけではなく、7KディスプレイミニLEDバックライト搭載Studio Display(仮称:Studio Display Pro)など、搭載製品の増加が期待されます。
 
 
Source:DSCC
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)


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