100円均一ショップで販売されていた、Lightningケーブルの根元部分を保護する製品「山田化学 iPhone用Lightningケーブルガード 2P」(以下、Lightningケーブルガード)が、2021年ごろに販売終了していたことがわかりました。
根元を保護し、破損や断線を予防するケーブルガード
Lightningケーブルガードは、シリコン状の白いパーツでLightningケーブルの根元をはさみ、プラスチックパーツでそれを抑える構造です。Lightningケーブルにおいて折り曲げの際に負荷がかかりやすい部位を保護し、被覆の破損、断線を予防してくれます。
ケーブルの径さえ合えばどの純正ケーブルにも装着できるので、筆者はLightningケーブルだけでなくApple Watch用充電ケーブルにも装着しています。
この商品はもともと、2015年にIndiegogoで公開されて多くの投資を集めた「Lightning & Magsafe Saver」のアイデアに基づいているとみられます。
筆者も当時この製品に出資し、使用していましたが、耐久性は山田化学製Lightningケーブルガードの方が上です。
Lightning & Magsafe Saverの方は、使用開始から約4年で固定用パーツの爪が破損し、使用できなくなりました。山田化学製Lightningケーブルガードは最長6年ほど愛用していますが、破損していません。
キャンドゥ、セリアで販売
山田化学製のLightningケーブルガード製品は、キャンドゥでは「No.670 iPhone用Lightningケーブル保護カバー2P」として、セリアでは「No.965 iPhone用Lightningケーブルガード 2P」として販売されていました。
Lightningケーブルガードのパッケージには、製造国としてNo.670が中国、No.965は韓国と記されています。
iPhone Maniaが2016年にご紹介したのは、キャンドゥで購入できる「No.670 iPhone用Lightningケーブル保護カバー2P」です。
両製品は取り付け方法がわずかに異なります。No.670は、Lightning & Magsafe Saverと同様に、全てのパーツが分離しています。
対して、No.965は左右のパーツが繋がっており、装着が容易です。
キャンドゥは昨年6月、セリアは同12月に取り扱い終了
先日、Lightningケーブルガードを買い足すべくキャンドゥに行ったところ、店頭で見つかりませんでした。売られているのは動物を模したものやスプリング状のものだけです。
店員に尋ねたところ「2021年6月に取り扱いを終了した。入荷は未定」との回答で、ほかの店舗に電話確認したものの、いずれも「現在は在庫なし」との返答でした。
次に同等品を扱っているセリアを訪れましたが、こちらも2店舗巡っても在庫がなく、店員に確認したところ「製造終了に伴い、取り扱いを中止した」とのことでした。セリアでは2021年12月に製造終了したそうです。
最終的に、製造元である山田化学に現在購入できる店舗を尋ねたところ、「当該製品は製造を終了しており、後継品はありません」とのことでした。つまりこれから購入しようとする場合、市中在庫のみになります。
Amazonの類似品は低評価、近年は「ケーブルバイト」シリーズが人気
山田化学製のLightningケーブルガードは保護性能も高く、スマイルマーク付きのものやボール状のものよりも存在感を主張しすぎない点が好ましい商品でした。
「Lightning & Magsafe Saver」も既に販売元が存在しませんので、似たような形状のものはAmazonで販売されている類似品のみになります。
しかし、Amazonで販売されている類似品のレビュー欄を見ると「品質が悪い、バリが残っている」「フィットしない」など低評価が多い状況です。
Lightningケーブルガードと同形状の商品に拘ろうとすれば、Amazonで販売されている同じような商品を購入して、その中から使えそうなものを選別するしかないのかもしれません。
Source:製品カタログ(2021年)/山田化学, Lightning & Magsafe Saver/Indiegogo, ドリームズオンラインショップ
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-450556/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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