タイムリープ株式会社(以下、タイムリープ)と富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(以下、富士フイルムビジネスイノベーション)は、街中の個室型ワークスペース「CocoDesk(ココデスク)」を、複数の生活関連サービスのオンライン相談ができる場として活用する実証実験を開始します。
5台の個室ブースがオンライン相談窓口に
同実験では、「CocoDesk」と遠隔接客システム「RURA」を組み合わせ、街中で気軽に生活関連サービスのオンライン相談ができる環境を構築。個室ブースを活用したオンライン相談に関するニーズを検証します。
期間は、4月22日(金)より3ヶ月間程度を予定。期間中、東京メトロ溜池山王駅・秋葉原UDX・京急川崎駅・田町センタービル・ジョイナステラス二俣川に設置している「CocoDesk」計5台を「オンライン相談サービス専用ブース」として運用します。
利用者は、ブースに設置しているタブレットで利用サービスを選択して入室すると、該当する事業者とつながりオンライン接客を受けられます。また、公式サイトから予約して利用することも可能です。
1つのブースで5つのサービスの相談が可能
同実験で相談できるサービスは、保険相談(株式会社アイリックコーポレーション)・法律相談(アディーレ法律事務所)・不動産賃貸相談(Apaman Property株式会社)・メンタルヘルスサポート(ダイヤル・サービス株式会社)・占い(Mari-Ciel株式会社)の5つ。ブース利用料は無料ですが、サービスごとに料金が発生する場合もあるようです。
実験に参加する事業者は、生活動線にある個室空間を企業間でシェアして顧客接点とする新しい店舗の形を実現できるといいます。
利用者にとっては、個室ブースというプライベート空間で相談ができること、PCなどがなくても利用できることなど安心感や利便性がメリットと言えるでしょう。
「CocoDesk」と「RURA」
今回活用されている「CocoDesk」は、富士フイルムビジネスイノベーションと東京地下鉄株式会社(東京メトロ)が提供している個室ワークスペース。
無線LAN・大型モニターなどの設備やゆったりとした空間などで、快適なリモートワークをサポートしています。現在は、首都圏および大阪の駅やショッピングモールに設置されており、総設置台数は100台です。
一方「RURA」は、画面を通じて高品質な接客を実現するタイムリープの遠隔接客システム。スタッフは店頭同様の顔出し接客以外に、アバターやキャラクターで対応することも可能です。
対応時は、画面に必要な画像・動画などを映してわかりやすい案内ができます。また、スタッフ・お客の双方から声かけができるなど店頭のような接客を実現できるようです。「RURA」は、クリニック・小売店・ネットカフェなどに導入され、運営の効率化に貢献しています。
PR TIMES
「CocoDesk」公式サイト
「RURA」公式サイト
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/177442
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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