欧州議会は4月20日、電子廃棄物(E-Waste)の削減につながるとして、携帯電子機器用の共通の充電器を支持する見解を採択した、とプレスリリースで発表しました。これにより、iPhoneを含めるAppleデバイスのUSB-Cポート搭載義務化に向けてまた一歩近づいたと言えそうです。
1つの充電器ですべてのデバイスに対応できる状態目指す
欧州議会の域内市場・消費者保護委員会(IMCO)は、無線設備指令の改定に関する見解を、43票の賛成(反対2票)を得て採択した、と発表しました。
新たな規制により、消費者は新しい機器を購入する度に新たな充電器やケーブルを必要としなくなり、1つの充電器ですべての小型・中型電子機器を使用することができるようになるとされています。
有線で充電する携帯電話、タブレット、デジタルカメラ、ヘッドホンやヘッドセット、携帯ゲーム機、ポータブルスピーカーは、メーカーを問わずUSB-Cポートを搭載しなければならなくなるなるため、iPhoneを含めるAppleデバイスもUSB-C搭載が義務付けられることになります。
次のステップとは?
欧州議会全体が5月の本会議でこの交渉草案を承認すれば、欧州議会は法案の最終形についてEU各国政府と協議を始める準備が整うことになります。
ヨーロッパ市場向けのみUSB-Cポートに変更する場合、あまりにもコストが大きくなるため、AppleはUSB-Cに全面的に切り替えるのではないかと推測されますが、むしろポート自体を廃止しワイヤレスへ向かうのではないか、との意見も一部聞かれています。
Source:欧州議会 via MacRumors
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-451236/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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