キャンプでもバッチリ使える変わり種ホットサンドメーカー3選

これまでもキャンプシーンでのホットサンドブームは何度か繰り返していますが、変わり種ホットサンドメーカーがいくつも登場する昨今の盛り上がり方はレアです。この春も個性派ホットサンドメーカーが登場していますが、その中でも分割してフライパンみたいに使え、編集部が「キャンプで使ってみたい」と感じた3つの変わり種ホットサンドメーカーを試してみました。

 

1. 和平フレイズ「折りたためるホットサンドメーカー」(5500円)

名前の通り、ハンドルをたためるホットサンドメーカーですが、それだけで変わり種というわけはありません。

四角い鍋でサンドイッチを挟む、なんてことないホットサンドメーカーに見えますが、ハンドルの位置に注目!

通常、ハンドルは辺に装備されていますが、「折りたためるホットサンドメーカー」は角にハンドルがあるんです。

▲角を下に傾ければ、余分な油分をそっと取り除くことができる

角にハンドルがあることの何がスゴイって、フライパンとして使ったときに皿に食材を移しやすいこと。

シェラカップや小さめの皿に移し替えるときだって、細かく切って炒めた野菜やソースをこぼさずにすむんです。大皿を用意しないソロキャンプにこれはうれしい! ありそうでなかった発想です。

取り付け・取り外しはよくある輪っかと棒の組み合わせです。ホットサンドとして使っているときに簡単にはずれることはありませんが、取り付け角度は慣れが必要。

▲約190×403×H45mm、重さ約620g

ハンドルを両側にスライドさせれば四角い形になって持ち運びに苦労しません。

折りたたみ式はハンドルのぐらつきが不安です。「折りたためるホットサンドメーカー」はホットサンド時は問題ないのですが、分割してフライパンとして使う場合はロックパーツを差し込むことを忘れずに。

また、料理を皿にサーブするときはハンドルに負荷がかかってぐらつかないようハンドルに書かれた“注ぎ方向”に従いましょう。

>> 和平フレイズ「折りたためるホットサンドメーカー」

 

2. ヨシカワ「焼き目がサクサクホットサンドメーカーライト」(2200円)

▲313×192×H32mm、重さ514g

近頃話題の食パン1枚用ホットサンドメーカーのひとつで「焼き目がサクサクホットサンドメーカーライト」は焼き面が波形になっているのが特徴です。

▲取り付け・取り外しは輪っかと棒の組み合わせ

この波形によってこんがりきつね色になってサクサク食感を生み出します。食パンだけでなくパイ生地で具を挟んでもよさそう。

それによく見ると三角の1辺に段差がついています。この手の食パン1枚使用のホットサンドメーカーは、食パンを折るときにズレるので手で押し込むようにする必要があるのですが、段差のおかげで手で押さえなくても半分に折れるんですね。それにこの段差のおかげでふんわり、だけどちゃんと密着できるんです。これはアイデア!

>> ヨシカワ

 

3. apod by arnest「POLYGON」(5500円)

▲180×340mm、重さ385g

食パン1枚で作るホットサンドメーカーですが、ちょっと不思議なデザインになっています。

なんと食べやすいトライアングル型とコンパクトなスクエア型の2通りの挟み方ができる、いまだかつて無いホットサンドメーカーで、この形がポイントなんですね。

具をたっぷり入れるためのポケットの外側には、幅広のフチが広がっていて、しっかり圧着できそう。分割した場合、炒め物をするには不向きですがソースのあたためくらいならできるでしょう。

ちなみに、焼き面の取り付け・取り外しは、片側のスリットに入れるタイプでだれもが簡単に操作できますね。

ハンドルはねじ込み式で、取り外しても使えます。

>> apod by arnest

 

■焼き比べてみました!

▲和平フレイズ「折りたためるホットサンドメーカー」

「折りたためるホットサンドメーカー」はフチがなく、8枚切り食パンがすっぽり収まります。キャベツとコンビニのあたためるだけ焼き鯖を挟んだのですが、もっといっぱい具を挟んでも受け止めてくれます。

フチなしでふかふかに焼き上がります。「折りたためるホットサンドメーカー」で厚焼き卵やオムレツを作ってそれを挟む極厚エッグサンド、手作りハンバーグを四角く焼いて挟む端っこまでぎっしり肉肉しいハンバーガーなど、わんぱく家族のボリューミーなホットサンドにピッタリです。

▲ヨシカワ「焼き目がサクサクホットサンドメーカーライト」

段差のおかげでこの通り。手を離してもパンが飛び出すことはありません。何枚もホットサンドを作るときにも重宝しますね。

フチがビタビタに密着するわけではなく、ほどよくふんわりした状態でとろーりとろけるチーズを閉じ込めてくれます。焼き色のサクサク感とふんわりフチのバランスのよさが光ります。具を閉じ込めたいけれど、カリカリのフチは苦手という人にちょうどいいホットサンドメーカーです。

▲apod by arnest「POLYGON」

食パンの角をハンドルに向けて置くとトライアングル型に。たたむと徐々に食パンがスライドしてピタッと止まりました。

スクエア型も同様ですが、最初から下の焼き面の出っ張りに添わせればいいんだと気づきました。

カリカリのフチでしっかり具を押さえるので、端からトロトロチーズやチョコレートがこぼれることがありません。トライアングル型のほうがややカリカリ部分が広いかも。クリスピーな食感が好きな人にはたまらない焼け具合です。

具はポケットの大きさに収まるぐらいがちょうどいいので、ソロキャンプのごはんや、ファミキャンでのおやつ、小腹が空いたときのつまみ作りに最適です。

*  *  *

「バウルー」や「トラメジーノ」などド定番でロングセラーのホットサンドメーカーとはひと味もふた味も違う3つの変わり種ホットサンドメーカー。

サブとしていいかなと思って集めてみましたが、食感や具のボリュームなど自分が作りたいモノがはっきりしているなら、定番ホットサンドメーカーにかわり主力としても使えるモノでした。

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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