ウィル・スミス主演のApple TV+オリジナル映画「Emancipation(解放)」の公開が2023年秋に延期されることが決まった、とエンターテインメント業界に詳しいVarietyが報じています。アカデミー賞授賞式での暴力事件を受けた対応とみられます。
2022年秋の公開予定を延期
Appleは、ウィル・スミスの主演映画「Emancipation」の配給権を2020年7月に獲得しており、2022年秋の公開が見込まれていました。
しかし、3月のアカデミー賞授賞式で司会のクリス・ロックに平手打ちした暴力事件により、ウィル・スミスはアカデミー賞授賞式への10年間出席禁止処分を受けたほか、アカデミー協会を自主退会しています。
作品の公開時期について、Appleと制作陣の協議が続けられているものの、公開が2023年に延期されることが決まった、と事情に詳しい関係者からの情報としてVarietyが報じています。具体的な公開時期については明らかになっていません。
賞レースの有力候補、ウィル・スミスの連続受賞も期待されていた
「Emancipation」は、1800年代のアメリカを舞台にした実話に基づくアクション・スリラー作品で、ウィル・スミスは脱走して南北戦争の北軍に加わった黒人奴隷を演じています。
撮影はすでに終了し、現在も編集などのポストプロダクション作業が進められています。
同作品は、賞レースの有力候補と目されており、Appleにとっても「コーダ あいのうた(原題:CODA)」に続くアカデミー賞受賞を狙う意欲作です。
Varietyによると、初期段階の映像を見たアカデミー賞関係者は、ウィル・スミスが「ドリーム・プラン」に続きアカデミー賞主演男優賞を受賞するだろう、と高く評価していたそうです。
多くのApple TV+オリジナル作品が公開予定
Apple TV+では、2022年に多くのオリジナル作品が公開される予定です。
- サンダンス・フィルムフェスティバルの受賞作「Cha Cha Real Smooth」(6月17日公開予定)
- アニメーション作品「Luck」(8月5日公開予定)
- マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ、ジェシー・プレモンス出演作品「The Killers of the Flower Moon」
- ロドリゴ・ガルシア監督、ユアン・マクレガー、イーサン・ホーク出演作品「Raymond & Ray」
- ピーター・ファレリー監督「The Greatest Beer Run Ever」
- レジナルド・ハドリン監督、シドニー・ポワチエ出演のドキュメンタリー(タイトル未定)
- ルイ・アームストロングを描いたドキュメンタリー「Black & Blues: The Colorful Ballad of Louis Armstrong」
- ジェームズ・ボンド映画60周年記念ドキュメンタリー「The Sound of 007」
Apple TV+は月額600円、Apple Oneでも視聴可能
Apple TV+は、月額600円のサービスですが、iPhoneやMacなどの製品を購入して登録すると3カ月間、無料で視聴できます。
Apple TV+とiCloudストレージ、Apple Music、Apple Arcadeと組み合わせたApple One(個人プランは月額1,100円)も提供されています。
Source:Variety via 9to5Mac
Photo:Will Smith/Instagram
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-453910/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...